人を何故殺していけないのか

52アスカ大佐◆EVA2/KUxw2
2017-12-19 22:14:07
ID:qTtEL8/Q

1一般的に人を殺すと、殺された人の生命が奪われるが、この生命というのは法によって保護されることが容認されている利益(法益)という解釈がなされているので、人の生命を奪うことは違法なことだと評価出来る。

2近代社会とは 自由で平等な個人が自由意思のもとで他人との関係を構築していくもの。そのため、「個人(構成員)」は自律的且つ理性的な存在でなければならない。
日本国憲法は国民が国家に対してそれらを委託し、個人の基本的人権を示した上で人権侵害がない統治体系を構築することを目標としている。
そしてその目標を達成するための基礎的状況を確保すること(社会秩序維持機能を通じた自由及び法益を保護すること)が刑法の目的。
そのため刑法は行為の善悪の基準を記しており、その基準に違反した者に対しては刑罰を科する。

3少なくとも日本は一般的に「他人を殺さなければ自分が死ぬ」という、某世紀末漫画のような世界ではないので、「人を殺すことはいけないことなのか?」について議論する余地はない。
日本は、どのような基準かはさておき大抵のことを多数決で決めており、
その結果決まった規則に関しては多数派が説得し、少数派がそれに従う(結論には反対でも)という関係が成立している。
そしてその多数派の考え方は「社会は人間がその中で生きることができる空間でなければならない」というものなので、殺人はいけないものと解釈されている。

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