意識とは何なのかっていう解釈にもよるけど、魂だとか自由意志だとかそういう不明瞭な部分を割愛してメカニズムだけに注目するなら、意識を持ったコンピューターを作ることは将来的に不可能ではないと思う
「意識」と書くと複雑で壮大で人知の及ばない神の領域、みたいなイメージが先行しがちだけど、実はもっとシンプルなんだ
例えば諸々の原因で喜怒哀楽の「怒」を失った人とかは現に実在しているわけだけど、じゃあ「その人には意識がないことになるの?」というとそういうわけでもないのと同じで
意識を備えているとは、必ずしも喜怒哀楽の感情や感覚をパーフェクトに備わっている必要なんてないんだよ
意識の有無を分かりやすく表現すると「知覚して判断する主体が存在している」ことがすなわち意識アリの状態なんだ
人間の脳機能をそっくりそのままコンピューターで再現するのは途方もない作業だけど
再現する対象を「意識」に限定するなら、脳みそみたいな高度な情報処理機能を搭載する必要って実はないです