正義とは悪と善のバランス
神話には 完全なる善の存在や 完全なる悪の存在がいる
だが、人間はそのどちらをも兼ね備えている
多くの人間はここで 「悪を挫いて善を重んじるべき」だと思い込み、そこから抜け出せなくなる
が、言った通り正義とは悪と善が両立していなければ成立し得ないものだ
善と呼ばれるそれだけでは成立しないし
逆もまた然り
人はこのバランスを忘れ、何故か善だけを先走らせてしまうようになってしまったが
本質は変わらない
悪は悪で、正義の一部
善もまた同じ
つまりは 神話の存在 たとえば悪の象徴は 善の象徴と並立している限り正義なのであり、
善を捨てるからただの悪となる
善とて、善だけで存在するのはあるまじきことだ
バランスを考慮しなければ
それらは互いに 対抗するものの「排除」を考える
排除は正義を脅かす
所詮、構成員を爪弾きにし、無理矢理取り繕ったところで腐敗は何ら変わらない