ストレス社会にヤクをぶち込め

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1びーびー
2017-12-21 22:23:00
ID:hfSLhKpI

扇情的なスレタイにしてすまぬ……すまぬ……
正確には「薬剤師の指導の下、一部抗うつ薬・抗不安薬を市販薬として販売可能にすることの是非」かな

某製菓会社のストレス緩和チョコや某製薬会社の漢方内服液をはじめとして
健康食品・サプリメント・医薬部外品など「ストレス対策」に対する需要が高まっており
医療用医薬品である「抗うつ薬・抗不安薬」を求める声も自然と増えていくことが予想される
しかし医療用とつくと処方箋が必要になり高額、また「外来への受診」そのものの敷居が高いように思われがちな現状もある

そこで比較的リスクの低い一部の向精神薬を第一類市販薬(薬局で買えるやつ)にスイッチすることで
他の診療科同様、精神科や心療内科の処方する薬にもセルフメディケーションの考え方を推進し
ストレス社会で生きる現代人の生活の質の向上、および
あわよくば国の医療費も削減できるんちゃうっていう案を考えてみた


[編集]
2びーびー
2017-12-21 22:26:25
ID:hfSLhKpI

ディベート初心者じゃけえ
色々教えてつかあさい

3名無しさん
2017-12-24 10:38:10
ID:uyZQsha6

そこまで薬に効果があるのかなと疑問に思う
あと使い続けることでどのような影響がでるのか
もう少し薬のことについての情報が欲しいな

4びーびー
2017-12-24 13:43:24
ID:4gBC2Yls

ちょっと情報の非対称性が著しい分野の話だから
僕にこたえられる範囲のことやったらどんどん答えるよ

向精神薬に限らずのことだけど、用量と用法を誤らないことを前提にすれば
医薬品の有効性と安全性は非臨床試験・臨床試験・販売後の調査を経て常に保障されてるよ
医療用は一般用に比べて効果もリスクも高いって言われてるけど
抗うつ薬と抗不安薬に関しては医師がクライアントと薬物療法との相性を試すための
いわゆる「お試し的」な、主作用と副作用の比較的緩い領域が不文律的に存在するので(リーゼとかレクサプロでググってね)
>>1でいう「一部」ってのはその辺りを示すってことにしよう

使い続けると、ってところだけど
一般用医薬品に該当するお薬は疾病にり患してないとされる人の諸症状を「緩和」するところにあるので
長期的な服用はそもそも前提とされてないよ
風邪薬も目薬も下痢止めも咳止めも生薬の葛根湯も
どんな薬でも長く使い続ければぜったい依存性や有害作用が出るからね
だから薬剤師はおくすり手帳を確認して、クライアントが長期的に市販薬を服用してることが分かったら
すぐにそれを中止させ、手帳を持って専門医師に受診させるよう促すことが職務とされてるよ

5びーびー
2017-12-24 14:05:12
ID:4gBC2Yls

具体的な効果を書いてなかったやん……
抗うつ薬は「落ち込みやすさ・ストレス耐性の低さ」を改善するお薬
抗不安薬は「過度な不安・緊張・パニック症状」を緩和するお薬
のことだね

6名無しさん
2017-12-25 03:20:49
ID:eIHDR.Ys

容量守らずとりすぎるとどうなるのかな?

7びーびー
2017-12-25 13:56:01
ID:9WotG4W.

医薬品の用量は非臨床試験の結果で決まるんだけど
効果の違いによって「無作用量→治療量→中毒量→致死量」と変わってくよ
だからパッケージに書いてある治療量オーバーして飲んだら、どんなに健康な人でも
主作用より副作用が上回って別の疾病にかかるか死ぬかするよ(もちろん個人差あり)

抗うつ薬の副作用は主に頭痛・吐き気・性欲減退
あと離脱症状もあるから、「短期的」といっても2~3週間くらい飲み続ける形になるかな
抗不安薬は睡眠導入薬として用いられることもあって、主に眠気・ふらつきがあるよ
リーゼとか体感的にはかゆみ止めとかの抗ヒスタミン成分と変わんないけど

8名無しさん
2017-12-26 12:48:04
ID:uBMnHTXc

なんで今現状で許可がおりないんだろ
そこらへんの理由ってわかりますか?

9びーびー
2017-12-26 15:28:29
ID:BoVXMsN6

現行の法律では「習慣性医薬品」(依存しやすい薬)扱いで規制されてるからなんだけど
法改正を前提にした論議なので答えになってないかな


実質的な理由としては
一つには「向精神薬」って肩書だけで依存性のリスクが社会に過大評価される傾向にあることが挙げられる

第一に、心理的依存の問題ね
これは「不安や緊張を内用薬で対処できるようになれば顧客は依存するはず」ってこと
でも、例えば慢性的便秘を抱えてる人は便秘薬に心理的な依存(習慣性)を抱くし
肌の荒れやすい人は軟膏に心理的な依存を抱くという風に
「向精神薬」に限った問題ではない

第二に、ある種の向精神薬は身体依存を起こすと言われているけど
身体依存性のある一般用医薬品なんて例を挙げ始めたらキリがない
かぜ薬、解熱鎮痛剤、咳止め、眠気覚まし、ステロイド薬、etc.
極端な話、メガネやコンタクトも近視や乱視を促進する医療機器だったりして
こちらの面でも「向精神薬」に限った問題ではないと思う

ほとんどの医薬品には「依存」の問題がつきものだけど
いずれにせよ市販薬に依存傾向のあるクライアントは
薬剤師が販売を控えて専門外来への受診を勧めるという従来の対応で対処可能なわけで
僕はこれらを規制の理由とするには不十分だと思ってるよ

10塾長@平成喧嘩塾◆bFJEjRR6Wo
2017-12-27 23:47:45
ID:ILipCZzk

専門知識もないし全くの想像なんだけど、
神経受容体に作用する薬って、他の薬との飲み合わせや持病に払う注意が多いから素人がいつでも買えるようにするのは危険っていうのは?

11びーびー
2017-12-28 10:48:35
ID:7Xufof1s

2009年6月に施行された改正薬事法に基づいて、
第一類市販薬は販売時に書面による情報提供が薬剤師の義務とされている
これには「使用上の注意のうち、保健衛生上の危害の発生を防止するために必要な事項」といって、
他の薬との相互作用(飲み合わせ)や持病がある顧客への特記事項も含まれているので
顧客が服薬意義を十分に理解していれば誤用は防げるよ

ただし2016年6月から薬剤師の電子媒体を使った情報提供があればネット販売が可能になったので
医薬品が以前より求めやすくなったとは言えるかもね
また、対面販売の場合でも顧客が情報提供を固辞した場合はやむを得ず例外ケースとなるよ

12びーびー
2017-12-28 13:56:06
ID:7Xufof1s

前半の文章がややこしくなった……
つまり市販薬であっても「第一類」は原則、薬剤師が顧客に使い方を指導するので
服用中の医薬品があったり持病を持ってたりする人でも相談すれば安心!ってこと

13Siphon◆eCtBIygSJo
2018-01-04 00:56:53
ID:oTWtttrk

昔は市販されていたけど社会問題化したから規制されたという経緯を考えれば規制しておいた方がいいと思う

依存に関してだけど、他の医薬品、例として挙げてくれてる風邪薬や鎮痛剤とかは治れば使わないでしょ?
精神的なものは治ったかどうかはまず素人では判断できない
メガネやコンタクトに関してはちょっとよく分からない
医療に依存することと医薬品に依存することは別問題

あと慢性的な便秘による市薬品の依存に関しては問題になってるよ
ただ実際に依存症になっている人数が使用者に対して少ないから全体で見た時に依存によるデメリットと市販化したメリットを比べた時後者の方が大きくなる
便秘程度でいちいち外来で処方してもらったら大変だからね

もちろん向精神薬の市販化によるメリットもあるとは思う
ただデメリットの方が大きい、それは歴史が証明している
もっとも大きな理由としては精神的なものに関しては他の病気(便秘・肌荒れ等)と違って素人が判断しにくい領域にある
薬剤師ですら病の知識なんて素人とほとんど変わらない
憂鬱になったり、気分が落ち込むなんてことは健康な人でもあることで、薬をつかわなくていい人まで薬を使ってしまい、依存症に陥る可能性を考えれば市販化には反対かな

ちなみに現実的な問題としてこんな国際条約もあるから国内の法律を改正すれば世界から大バッシング受けることにもなります
http://www.houko.com/00/05/H02/007.HTM

14Siphon◆eCtBIygSJo
2018-01-04 01:14:08
ID:oTWtttrk

それよりも心療内科に対する敷居を下げることに力を注いだほうがいいと思います

15びーびー
2018-01-04 14:19:54
ID:QQ4fLd1w

>精神的なものは治ったかどうかはまず素人では判断できない
うーんそれはちょっと違う……かな
先天的な神経障害ならともかく、そもそも社会不安による疾病は基本的に
本人が治ったと判断することはすなわち症状の改善と見なされているよ
実際の心療内科・精神科において、患者の不安や緊張が「疾病」であるかという基準を
例えば緊張時の脈拍や脳内物質の測定といった客観的データや数値でなく
「本人が社会生活を送るうえで支障と感じているか」という主観的判断に任せている
心理テストを行う医療機関もあるけど、これも医師が患者の認識を把握するためのデータだしね
それに長期的な通院の場合、毎回試験を実施するのはコスト的に不可能なので
初診以降は医師との情報交換(患者の現状報告に応じた薬物療法)という形式が一般的であり
この作業は薬剤師が処方薬を提供する際にも補強するので(受け渡し時に軽い問診を行う)
薬剤師であっても医薬品のコンプライアンスについてある程度の知識を持っているよ

依存への対策に関しては、前述(>>4, >>9)のとおり
一般用医薬品(市販薬)は短期服用を前提とした医薬品のカテゴリーなので
長期服用傾向の認められるクライアントには販売を控え、専門機関への受診を勧めるという
一連の手続きが薬剤師側の職務として規定されている
これは慢性症状を抱えた人の専門機関への足掛かりとしても機能するので
結果的に>>14の「心療内科に対する敷居を下げること」にもつながるんじゃないかな

16びーびー
2018-01-04 14:41:37
ID:QQ4fLd1w

>社会問題化したから規制されたという経緯
この「社会問題」というのは実害面での副作用や依存のことではなくて
意図的に使用法を破って依存症になる「薬物乱用」のことだと思うけど

自主的にやろうとしてる人は止めようがないからね
実用面の議論とはベクトルが違うから、、、またあとで書こうかな

17Siphon◆eCtBIygSJo
2018-01-06 02:24:14
ID:E1/8wQlw

>>15
治ってないのに治ったと感じるのは別に問題ないんですよね というかそんなことはほぼないと思うけど
問題は治っているのに治ってないと判断した結果、薬を使わなくていい人まで薬を使ってしまうこと

>実際の心療内科・精神科において、患者の不安や緊張が「疾病」であるかという基準を
>例えば緊張時の脈拍や脳内物質の測定といった客観的データや数値でなく
>「本人が社会生活を送るうえで支障と感じているか」という主観的判断に任せている

医学的なデータは確かに判断基準になりにくいけど、その患者の主訴となる支障が客観的に見ても本当に支障となっているかの判断は必ず必要になるよ
例えば明日テストがあるから憂鬱なんですって患者にほいほい薬を渡すなんてことはまずしません
こんな極端ではなくても、医師が患者の要望通りの薬の処方をしないことはよくあることです 
医師が判断をするためのデータが患者の主観に大きく頼ってしまうからこそ心の病は他の疾病よりも診断が難しいんですね

薬剤師は医薬品に対する知識は豊富でも病に対する知識はあまりないです・・・
そもそも医師ですら専門外の病の知識は薄いんですよね
だから薬剤師を挟めば心配ないということにはならないと思います

>意図的に使用法を破って依存症になる「薬物乱用」

市販化された以上、自由に買えるわけだから薬剤師がいて昔より環境がよくなったとは言っても常に正しく使われるとは限りません
そもそも依存に陥る場合ってだんだんと増えていくことが多いから自分の意志で歯止めがかからない場合も多いです
薬剤師がそのセフティネットになれるかはかなり疑問に感じるところ

18びーびー
2018-01-06 11:49:04
ID:i1nSpv/k

>>治っているのに治ってないと判断した結果、薬を使わなくていい人まで薬を使ってしまう
パッケージや書面に記載されている期間をオーバーして服用することを再投与というんだけど
これは販売時に薬剤師が(特に第一類であれば殊更に)注意を促すので
指示通り使っていれば、たとえフルに使い続けても重篤な薬害には至らない
(正確には至らないように用法を定めるため製薬会社が非臨床・臨床実験を行っている)

>>そもそも依存に陥る場合ってだんだんと増えていくことが多いから
一般用医薬品は勝手に用量を変更したらあかんねんで
「薬物乱用」は作為にかかわらず用法・用量を変更することと定義されていて
これは中学校の保体の指導要領に基づいてクライアントに教示されること

>>自分の意志で歯止めがかからない
レスポンスが重複して申し訳ないけど、
一般用医薬品は製薬会社が試験データを元に安全な服用方法を明確に設定して
パッケージと添付書面に明記することが義務付けられている
加えて第一類の場合、薬剤師は書面でレギュレーションを再確認させることが義務(第二類、第三類は"努力義務")付けられているから
顧客がこれらを反故にした場合、「副作用」ではないので保障も救済制度も受けられなくなる
依存に対するセフティネットは薬剤師というより製薬会社の試験結果ともいえるかもね

19びーびー
2018-01-06 12:06:27
ID:i1nSpv/k

つねに正しく使われるとは限らないってのがよく分からないな
それって制度ではなく、服薬管理(アドヒアランス)がなってない個人の問題じゃない?
服薬意義が浸透してないとしたら是正されるべきは医療制度ではなく医薬品教育の方だと思うけど

20ふふふ
2018-04-03 22:17:18
ID:BbbdA5.k

ぬぬ

21びーびー
2018-04-06 22:42:51
ID:2BUPddFA

>>18で「たとえフルに使い続けても」とか言っちゃったけど
正確には「異常を感じなければ」って条件付きですたい、当たり前だけど……

遅すぎる免責事項:
当スレの情報は個人の経験・知識をもとに記述したものあり
僕は医者ではないので当スレに記載した情報の正当性に一切の責任を負えません
疾病の診断・治療の代用にもなりえないのでご注意ください
医療行為については医師または専門機関へgo!

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