死刑制度 賛成か否か

23南雲◆NAGUMO/BxE
2018-12-30 20:56:22
ID:pMRWZ22Y

>>22
>再犯とかの心配ならば死刑宣告された人は出さないようしたらいいのではと
つまり死刑の代わりに終身刑にすればいいということですかね。
死刑廃止論ではそう唱える人が多いです。

私は、>>21で「お金がかかるから死刑にする」という主張はしていません。多大な税金をかけてとは書きましたが、私が終身刑に否定的なのは、社会復帰という目標もなく生涯生活の面倒を見ること、これが果たして刑罰として成り立つのかということです。再犯防止のために隔離する意味はあるにしても、罰にならないということです。

お金の話をしているのは、強制労働をさせればいいという意見に対する反論です。

>慎重にしても、科学技術が発展しても可能性をゼロにまでというとそこが難しいんだよね
もちろん完全にゼロにすることはできません。そのことは>>21の前半でも言っています。

ただ死刑判決を受ける場合、裁判で「更正の見込み」についても検討されて、更正の見込みが無いという結論に至ってから死刑判決になる場合が多いです。刑務所にいても更正しないということは、釈放すれば再犯する可能性が高いわけです。必ず再犯するとか予言できないまでも、可能性が高いわけです。
まず、殺人犯以外は死刑にならないので、死刑判決を受けるような被告を釈放すれば、再び殺人事件を起こす危険が非常に大きいわけです。

全く罪のない一般人が再び犠牲になる確率が高いとなれば、その犯人を社会の中に戻すという選択はありません。ですから、選択肢は、死刑か終身刑しかありません。

その中で、終身刑は「隔離」としては有効だけれど、刑罰にならないと。刑務作業はあるにせよ、一生、安泰な暮らしを保障する実質的な「報賞」にさえなりかねないので、私は終身刑に反対なのです。

世の中には、まれに「死にたいから死刑になるためにわざと事件を起こした」という人もいますが、それは本当に稀なケースです。しかし、懲役刑を受け、刑期を終えて釈放された人が、「刑務所に戻りたいからわざとまた犯罪を犯す」というのは珍しくありません。そういう人たちにとって、終身刑は「願ったりかなったり」の刑になります。

社会に戻すことができず、終身刑も無ければ、死刑しかないということです。冤罪の可能性は完全にゼロにはなりませんが、ほぼ犯人で間違いなく、再び殺人する可能性の高い人を、社会の中に解き放った場合のリスク…全く罪のない人が殺されるリスクの高さと比較すれば、可能な限り冤罪の危険を排除したうえでの死刑は、「必要悪の制度」と考えています。

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