酷く臆病であるから、劣等感は捨てられない。成功者や順風満帆な人、わたしから見て自由な人、数や名声で勝てそうもない人の同情や意志は、あまり共感を得ず、「それはおまえだから言えることであって、わたしはそちら側には入れないし窮屈だ」と跳ね返す。偉人や遠い存在の人が発する言葉はおみくじの神の声を同じで、感銘を受けて行動するかはまた別のお話。臆病者と自分を罵って逃げている愚か者だ。