葉っぱ天国で規制された男の独り言

204名無しさん
2018-09-03 10:17:46
ID:1Whzyts.

メジャー逆輸入"ルーキーが日本球界に刻んだ価値ある1勝

遠回りに、遠回りを重ねた分だけ、メモリアル白星までは近道を通った。多田野数人が日本球界初登板初勝利を飾った。
5月2日、4万人超の観衆で埋まった札幌ドームでの楽点戦。7回をわずか1安打無失点。二塁も踏ませず74球で投げ切った。
「ダメだったら変なレッテルを張られてしまう」。究極とも言える一発勝負で結果を出した。
いたずらに襲ってくる試練を力強くクリアした。立大時代、早大の和田毅(現ソフトバンク)らとともにドラフトの目玉のひとりだった。
ただ故障などを理由に指名を回避された。単身、海を渡り、メジャーへの挑戦を決意した。
5年間の長い戦いを終え、昨年の大学生・社会人ドラフトで日本ハムから1巡目指名。夢の扉を開いた。
しかし、1月の新人合同自主トレ直前に左手首を骨折。キャンプを不参加するほどの重傷を負った。
だがそんな苦境でも決して下を向くことなく、
「僕にはアメリカで5年間やってきた経験がある」。自分を信じ続けて、初マウンドのチャンスをつかみ取った。
故障の影響で左腕がうまく使えず、直球は最速で130キロ台でも抑え込んだ。
「これからもっと勝ち星を増やしていきたい」。マイナーからはい上がり、04年にインディアンスでメジャー1勝を挙げた。
当時と同じように日本でも初先発初勝利をつかんだ。
輝かしい「松坂世代」を代表する逸材と呼ばれながら、28歳でようやくスタートラインに立った多田野。
また運命のいたずらに勝ち、自力で未来を切り開いた。

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