葉っぱ天国で規制された男の独り言

236名無しさん
2018-09-15 07:17:30
ID:1s829oGI

ビーフシチュー、ハッシュドビーフ、ハヤシライス、ビーフストロガノフの違い

ブェフ・ブウギーニォン
直訳だと「牛肉のブルゴーニュ地方風」。
「牛肉の赤ワイン煮込み」とか、「ブフ・ブルギニョン」なんて書かれる事が多い。
おそらく、日本の「ビーフシチュー」の祖先にあたる料理。

ビーフシチューとの違いは、ルウ(小麦粉をバターで練ったもの)でドロドロにせず、水分が飛ぶまで煮詰めてドロドロにしている事。

なので、ビーフシチューに比べると、香ばしくて濃厚な味がする。

あと、具は付け合せとして添えるだけなので、牛肉と一緒には煮込まず、別で調理している。

ビーフシチュー
一応、日本食なので海外では食べられない。
意味が「牛肉の煮込み」なので、海外で頼むとポトフみたいなのが出てくる事がある。らしい。

ブェフ・ブウギーニョンとの違いは、「ルウを使う事」と「野菜も一緒に煮込む事」。
煮詰めないので、香ばしさよりも野菜の甘みが強い。

ちなみにデミグラスソースは、具を入れる前のビーフシチューを煮詰めて、ソース用にしょっぱく味付けしなおしたものである。

ハッシュドビーフ
デミグラスソースを赤ワインでのばして、炒めた薄切り牛肉と玉ねぎにからめたもの。

一応煮るけど、ワインのアルコールを飛ばす程度。
そうしないと牛肉が固くなってまずくなる。

日本で生まれた料理だが、伝統料理ではないので、人や店によってレシピが全然違う。
味付けに醤油、ウスターソース、トマトまたはケチャップなども使われる。

ハッシュドビーフをご飯にかけたものを「ハヤシライス」と呼ぶ。
なんでハヤシなのかは、資料が何にもなくて解らないらしい。

ビフ・ストローガナフ
ロシアの郷土料理。
「ビーフ・ストロガノフ」と書かれるのが一般的。
ちなみに、この読み方は英語読みで、ロシア語ではビフ・ストローガナフの方が近い。

その歴史については諸説ありすぎて、まったくハッキリしていない。

ただ、ロシアの人に聞いた所、「ビフ」も「ストローガナフ」もロシア人の苗字らしい。
日本でいえば『高田馬場』と同じノリである。(多分)

ハッシュドビーフと混同している人が非常に多いが、まったく別もの。
ビフ・ストローガナフは、デミグラスソースも赤ワインも使わない。
が、これが定着してるのも事実なので、否定はしない。

平たく言えば、「牛肉と玉葱のサワークリーム煮」である。

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