葉っぱ天国で規制された男の独り言

906葉っぱ天国で規制された男
2018-11-07 20:48:27
ID:MtePKIo.

環奈「おまたせ」
葉っぱ天国で規制された男「じゃ、続きいく…続きを話していいかな」
環奈「どぞー」
葉っぱ天国で規制された男「ジェイソンは、高校卒業までにコスタリカのありとあらゆる書籍を読み漁り、中でも日本の「ボケットモンスター」と題された最先端の認知症研究に関する論文に傾倒した。論文では、近年の日本において、国民間で徐々に拡大しつつあるという「ボケットモンスター化」についての筆者の考察が展開されている。具体的には「『ボケモン化』する人に世代、性別、性格などの共通項が存在するか」「なぜ諸外国ではなく『日本』なのか」など統計データを交えて、810万ページに及ぶ長大な研究結果の羅列が記されていた。
ジェイソンが惹かれたのは【『ボケットモンスター化』と珍病『日記中毒』の関連性について】という項目だった。筆者によれば、要約すると「『ボケットモンスター化』の終着点は『日記中毒』の最終段階である」ということだった。

ジェイソンは初め、「ボケットモンスター化」とは知的障害や脳機能障害の類なのだろうと思っていた。そもそも、この論文は認知症研究分野としてカテゴライズされていたのだし、そう思うのも無理はなかった。だが、読後に彼は理解した。書評で「これは現代医療の手におえない代物だ。断じて障害などという生易しいものではなく、まるで悪魔の施しだ」と記した」
環奈「ふぁぁ…」
葉っぱ天国で規制された男「眠い?」
環奈「ぬぅ…ん〜ごめ…」
葉っぱ天国で規制された男「いいよ、長い話だからね。明日にしようか」
環奈「うーん…明日から出張なんだよねぇ…LINEで話すのもなんか味気ないし…」
葉っぱ天国で規制された男「言うてどうしようもないでしょ。睡魔と闘いながら聞きたい?」
環奈「わーったよ…おやすみ…」
葉っぱ天国で規制された男「おやす」
環奈「ふんっ」
葉っぱ天国で規制された男、すんでのところで金的を回避し、苦笑。
葉っぱ天国で規制された男「っみ…っとォ…やれやれ、困った娘だ」
環奈「あー避けちゃダメって言っ」
葉っぱ天国で規制された男「ないです(先手必勝)」
環奈「んもう、ほら、置き土産」
葉っぱ天国で規制された男、リリースされた手榴弾を目視し、0.003秒で土豪を作成、退避。


轟音が逃げていく体育館裏で、自分が座ったヘリの席に大量の白濁液が付着していることに気付いた環奈の絶叫を聞きながら、肌を刺す北風を感じ、冬の到来に禁欲を誓う葉っぱ天国で規制された男であった。



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