① 「国民の理想としてふさわしいようなよい意味を持つものであること。」
②「漢字2字であること。」749~770年にかけて過去には「天平感宝」「天平神護」のような漢字4文字の元号が使用されていたような例もありましたが、現在では3文字以上のものはだめだということです。
③ 「書きやすいこと」。これは複雑な漢字は使用しないということです。
④ 「読みやすいこと」。実は過去の元号のなかには、どう読むかはっきりわかっていないものもあります。どう読ませるのか、必ずしも歴史の文書に書いていないからです。そのため現在では、最初から読みやすいものを選ぼうという趣旨です。
⑤「これまでに元号又はおくり名としてもちいられたものでないこと。」
⑥「俗用されているものでないこと。」これは、人名や地名、商品名、企業名などで使われていると不可という意味で、このハードルはなかなか高いものです。