••ω••もすの巣40•ω•Ω•

401もす◆mos/maSo6w
2019-12-25 21:22:25
ID:yAK8SIiw

ついさっき めっちゃ楽しい夢見てた。

学校から帰宅すると、隣家の前で初音ミクが倒れてた。
俺は無視して家に入ったが、しばらくするとインターホンが鳴った。
玄関のドアを開けると、そこには大きめの皿を持った初音ミクが弱々しい表情で立っていた。

何故か言葉を話さないので対応に困ったが、なんとなく食べ物を恵んでほしいことだけは伝わった。
俺はその場で初音ミクから皿を受け取り、スパゲッティとチャーハン、寿司、ハンバーガーなど、台所や冷蔵庫にあるテキトーな食べ物を乗せて返した。

初音ミクは驚いた顔で恐る恐るスパゲッティを1本すすった。
すると、スパゲッティを指差しながら「イタリアン!?」と叫ぶ。
俺は嬉しそうに「そうそう!イタリアン。こっちはチャイナ、これがジャパニーズ。」と説明する。
初音ミクも嬉しそうな顔で、それぞれ一口ずつ口にしていった。

予定のない寂しいクリスマス。
せっかくだから初音ミクを家に招き入れようと、俺は考えた。

しかし、途中で手を止めた初音ミクは、俺の出した料理をそこに置いたまま別の家を訪ねに行った。
「え?」と思った俺は、初音ミクを追いかける。何が気に入らなかったのかを知りたかった。

初音ミクはもう俺には興味がないらしい。こちらに顔を向けることはあっても、俺の家に戻ろうとはしなかった。

そこで俺は気付いた。初音ミクが好きな食べ物といえば!
俺は急いで家に戻り、冷蔵庫から巨大なネギを取り出して初音ミクのところへ戻る。

俺がネギを持って戻ってくると、初音ミクはショートケーキを食べていた。きっとそこの住人に恵んでもらったものだろう。
住人はニヤニヤしながら初音ミクを眺めていた。
きっと女の子なら甘い物で釣れると思ってるんだろう。

「初音ミクは返してもらうぞ!」
そう叫びながら、俺はネギを掲げる。

初音ミクの手は止まり、こっちを振り返る。手に持っていた皿を落とし、ネギを凝視しながら俺の方へ歩み寄って来た。
俺は後退りし、そのまま初音ミクを自分の家に誘導する。

途中で初音ミクが走り出したせいでハードな追いかけっこになったが、やがて自宅の前まで来ると、俺は初音ミクにネギを渡した。
初音ミクは涙を流しながらネギにかぶりつく。

そこで初音ミクを家に誘ってみた。「家にはもっとたくさんのネギがあるよ。」と。
初音ミクは迷わず首を縦に振り、俺の家の中へ入って行った。

「これで今年のクリスマスは初音ミクと過ごせる。」
そう思ったのも束の間

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