まあ差別問題というのは例えていえば難病のようなものかな。差別用語で傷つく人がいるから言葉を使わせないようにする。これは難病に鎮痛剤を使うようなもので、根底治療にはなっていない。言葉を制限して一時的に「痛み」を消しても差別そのものは消えない。差別そのものをなくすことはそう簡単なことじゃない。難病を治すには非常に時間がかかる。根本的な治療は時間をかけて一歩ずつ進めていく以外に方法はない。その間、その場その場をしのいでいくためには鎮痛剤も必要になってくる。