上級者向けの小説

3匿名
2018-11-14 12:44:14
ID:7hMNgY8c

んじゃ読み上げるわ。

ーー165ページ
陽光のあふれる白い博物館の一室の高さ20メートルのピンク色の裸像の群れ。はてしない青春のつぶやき声
 銀色のガード・レール……。深い割れ目を300メートルくだって、きらめく日の光の中へ。キャベツとレタスの小さな緑色の畑。手斧を持った日焼けした若者たちを下水溝の向こうから老いぼれた女役のホモが見つけ出す。
「おやまあ、あの人たちったら、こやしには人糞をやるのかしら……。いますぐやるかもしれないわ」
 彼は真珠母のオペラ・グラスをサッと取り出すーー陽光の中のアステカ・モザイク模様。
 てんでに糞を入れた雪花石膏の鉢を持ったギリシャの若者たちが、長い列を作って行進し、石炭石の肥料だめの穴の中へ糞をあける。
 赤レンガのトロス広場の向こうでほこりまみれのポプラが午後の風にゆれている。
 温泉をとりかこむ木造の小部屋の列……ハコヤナギの木立の中のくずれた壁の砕石……。無数の自慰に溺れた少年たちのおかげで金属のようになめらかにすりへったベンチ。
 大理石のように色の白いギリシャの若者たちが、巨大な金色の寺院の柱廊玄関でドッグ・スタイルを展開する……。裸の大立て者はフルートをかなでる。

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