~手紙より集まりし者達~Worship of nothingness (連続リレー小説)

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1J◆kZDFwAt8do
2016-11-19 23:42:12
ID:cwhX6hiE

このスレはリレー方式で小説(RPG)をやるスレです!
簡単なルールとしては
・出来るだけ周りに合わせるようにする
・自分だけ強い、他人を噛ませ犬にする等の無双行為は禁止

程度のルールさえ守って頂ければ気軽に参加下さい!
まず全体的なストーリーとしては「前作の魔王討伐から一年後。魔王を復活させようとする機関が現れ、それをかつて魔王を倒した者達が再び集まって、その機関を調査する」という感じです。

質問を受け付けるスレも作っているので、参加するときは気軽に質問をください

~あらすじ~

魔王の復活。それを知った世界は混乱に包まれる。魔王は多額の懸賞金を懸けられ、様々な者達が立ち向かい、そして散り、やがて怯えた。
だが、一人の男が討伐隊を名乗り始め、それをきっかけに各地の旅人や勇気ある者が「討伐隊」をその男と共に名乗り始める。
やがて最初に討伐隊を名乗りあげた男は旅の途中で死亡するが、それでも討伐隊は立ち止まらずに魔王の居場所を突き止めたのだ。
決戦、死闘、正に隠れた人類の戦い。討伐隊と言っても所詮は個人で名乗りあげただけ。暗躍ともいえるその討伐隊の戦いは魔王を殺す事によって、やっと世間に活動が公表されるようになったのだった。

魔王の死から一年後。
かつての討伐隊は解散され、彼等は自由に自分の道を歩んでいた。
ある者は裏社会から足を洗い、ある者は自らを高めるため修行をし、様々な自分の道を拓いていた。
だが、そんな彼等に一つの手紙が送られる。

その内容は「魔王を崇拝する機関が発見された」という、非常に不穏な内容だった…

Wiki↓
http://rpg.memo.wiki/lite/d/
前作↓
http://jeison.biz/casphy/old/read.php?cate=talk&no=1662


[編集]
30J◆kZDFwAt8do
2016-11-20 00:29:32
ID:dA4kL4oo

俺は目の前に広がる惨状を眺めていた。電撃を帯びていてるかのような痛い空気に、フェンスの奥から漂ってくる異様な臭いを感じながら。右手に握る複合剣が怯える。しかしその怯えは、自分の手からの振動であった。
天気が非常に悪くなっている気がする。今にも雷雨が降り注ぎそうだ。きっとこのフェンスの奥から湧き出る邪気がそうさせているのだろう。
俺は一度止めていた足を再び動かし、フェンスの方へ近付いていく。張り巡らされた有刺鉄線には目に見える程の高圧な電流が流れれているみたいで、触れたら怪我どころでは済まないのは確かだ。
そんな中、唯一有刺鉄線が張られていない入り口の方へ歩み寄っていく。

この先か。そう思って扉に手を触れた。そのとき、隣から突然男の声が聞こえてくる。

「へー、こんな風になってんだな…」

その声主の男は、目の前のフェンスを物珍しそうに眺めていた。だが、それよりも目を引いたのは行動ではなく格好だ。まるでボロ雑巾を繋ぎ合わせたような安価な服。繋ぎ目の隙間からは銀色の何かが見え隠れしている。

「でも、なんでフェンスなんてあるんだか…」

男がそのまま言葉を続けながら俺の方を睨んだ。そのグレーの気色のない瞳で。

「なんだ、やっと気付いたのか。」

そのボロ布男は俺の方を振り向いた。やはりその服装は異常だ。

「俺のこと、覚えているか?」

彼は自分の指で自らの頭を指差すようなしぐさをした。

「残念ながら。」

俺は淡白に、冷静に答えた。

31J◆kZDFwAt8do
2016-11-20 00:30:49
ID:H5IbE/xs

「そうか。所詮美味い蜜吸った勝ち組共は俺の事なんか知らねえって訳か。」

ボロ布の男は、有刺鉄線が貼られていない扉へもたれ掛かる。その寂しい瞳で俺を睨んだ。
それに対し、自分はその男に向かって針を飛ばす。

「同情が欲しいのか。」

瞬間、彼は目付きが変わった。

「あ?何間抜けな事を抜かしてるんだお前。」

彼の目が眉で隠れる。明らかに苛立ちを覚えているその顔を無視して、俺は後ろを振り返る。そこには数名の人間が立っていた。一人は少女、この姿は記憶にある。瑠璃だ。もう二人は知らない。
ペスト医師の仮面を着けた男の隣にいる黒い奴はなにやら話をしているようだが。

「待ってましたよ、討伐隊の皆さん…」

その話を黙々と聞く自分。この黒いコートはファレルというらしい。
一方、ペスト医師みたいな奴はその柔らかそうな物腰を変えず、綺麗な姿勢でその話を聞いている。
瑠璃はどうやら困惑しているようだが、そのファレルとかいう男の話を妨げるようにさっきのボロ布の男は口を挟む。

「それじゃあよ、何でここはフェンスで囲まれてんだ?」

彼の質問に、ファレルという男は丁寧に答えた。その回答によると、この爆心地の中央に矢文が突き刺さっていたらしく、その内容は[機関員が討伐隊の動きに気づいた]というものだった。
機関が俺達に気付いた?今こうして寄り集まってる俺達の動きを?こんな嘘を練り混ぜたような話を信じるほど俺は馬鹿じゃない。
ファレルとかいう男はその矢文を読み終えると、その読み終えた紙を折り畳んでポケットに入れようとする。
だが、彼の矢文を握った右手がポケットに突っ込まれる前に俺は複合剣のファングを展開し、左手でファレルの顔面へ突きつけた。

「おっと、これは。」

「その矢文の出所は分かってるのか。機関が俺達を把握したところで何故この爆心地にいる化物達を殺す必要がある。全て答えろ。答えない限りこの凶器は下ろさない。」

ファレルの、やけに整った顔は相変わらず微笑したままだ。俺は左手でファングを突き付けながら、複合剣本体を握ったままの右手で腰の護身銃へ指を掛ける。この護身銃はフリントロック式の安価な小型鉄砲だ。
震える事のない剣先を舐めるように眺めながら、ファレルはこちらをに睨んできた。
険悪な空気、それに割り込むように隣から声が差し込む。

「おーおー、怖い怖い。流石は元傭兵だな、荒事慣れしてる。」

ボロ布の男だ、それに続いてペスト医師の仮面の奴も言葉を投げてきた。

「少し冷静になりましょう。いくら怪しいとはいえ、貴方も自宅にやってきた初対面の配達人を怪しいからと言って殺したりはしないでしょう。」

一言ずつ、丁寧に言葉を並べてきた。

「という事らしいので、その剣を下げてはくれませんかね?」

調子に乗ったようにファレルという奴は俺に言ってきた。

「良いだろう、剣は下げてやる。」

俺は素直にその言葉に従う。
左手に握ったファングを複合剣に戻し、直ぐ様護身銃の銃口をファレルへ向けた。

「さぁ、さっきの俺の質問を答えろ。」

32高杉
2016-11-20 00:31:47
ID:H5IbE/xs

>>29

高杉「あぁ疲れた。。。結構疲れるもんだな。。。」

二人はこの城のスタッフ休憩所の椅子に座りそんなことを言う

高杉「まぁ俺が今どんな事してるかはこの城の奴以外知ってなくて良かったよ知ってたら面倒だしな。。。お前もそうだろ?」
椿「そうだね剣士兼暗殺だからね我は本家にはまだ問題ないみたいだからいいけど」

高杉が椿に聞くとそう言った。
二人は休憩をすまして休憩所から会場の外へと行く

高杉「おっ二人のSPさん警備お疲れ様」
SP「ハッ!ありがとう御座いますっ!」
椿「ほら飲み物だよ」
SP「あ。。。ありがとう御座いますっ!」

高杉は挨拶椿は飲み物をSPにあげた。二人はただの祝いのサプライズだけでなく警備もしているなので一様トイレも行こうとするがトイレへの曲がり門から人声二人はその曲がり門で盗み聞きをする。三人くらいだろうか?話を聞くと……

人「おい。なんかあの魔王を倒された所に急にフェンスがかけられたらしいぞ。。。」
人2「あぁしかもなんかあの英雄の討伐隊がそこにいるらしい。。。」
人「銅像じゃない本物か?」
人2「らしい。。。」 人3「あぁ俺も今のこの時間に来たんだがけどさ何故かあの辺りだけ薄暗く薄い霧に包まれてたんだ。。。」

二人は驚いたあの討伐隊とはもうここには来ることはないだろうとそう思っていた

高杉(本当なら何故戻ってきた!?まさか朝に感じたあのオーラと関係してるのか。。。)
椿(まさか。。。魔王復活との関連があるのか。。。だとしたらなぜこの国であの場所を。。。?魔王の死に場所。。。)
高杉(。。。魔王があの時夏の国しようとした事は。。。破壊だとしたら。。。!今日はフランの誕生日で全て国の王、王女が来ている。。。まさか!)
椿(まさか。。。)
    
  
  魔王がしようとした事を魔王復活の為に夏の国を破壊
         

二人はその予感を感じとりあの場所へと向かう

33コギトエルゴスム
2016-11-20 00:32:26
ID:H5IbE/xs

「さぁ、さっきの俺の質問を答えろ。」
銃口を此方へ向けた彼は言った。

(彼は元傭兵だ、疑り深いのも仕方のないことだろう。)

「…一つ目、矢の出所についてですが─」

俺は矢を取り出し矢に書いてある文字の部分を指す。

「……この文字は?」

この文字は小さく、紙で隠れていた。そして確認したところ…

「"C.E.S"…私は魔王を倒した討伐隊員は全員把握しています。"C.E.S"…これは頭文字…つまり"コギト・エルゴ・スム"さんのことでは?」

「…ならば、ならばなぜこんな回りくどい真似をする?」

彼は険しい顔をより一層険しくさせて問いかける。

「恐らく…此処には機関も現れたという事例があります。恐らく彼はそれを知っていた。その為でしょう。」

「まだまだ納得はいかないが…良しとしよう。二つ目だ。」

「二つ目、何故魔物を駆逐しなければならないのか…ですね?」

「ああ。」

「我々は一年に渡ってこの爆心地を…あの高台から見ていたのです。」
丁度入り口とは真反対にある高台を指した。

「ですが近頃、魔物達の進化が急激に進み始め、それまで一種しかいなかった魔物が種類を増やし、遂には高台にいる監視員を魔法で射たのです。原因は解っていません。」

彼は少し驚いたような顔を一瞬見せる。

「このままでは、いずれはこのフェンスを破り外に出るでしょう。もし魔法も武術も使えない人民と遭遇してしまったら…」

「…どうかこの願いを聞き入れてもらえませんか?私も助力しましょう。魔物を駆逐し、可能であれば進化の原因を探っていただきたいのです。」

34J◆kZDFwAt8do
2016-11-20 00:33:06
ID:H5IbE/xs

>>33

彼がだらだらと話をしている間、俺は迷いなく銃口を向け続けた。あやふやな所が何ヵ所かある。かといって抜け目を突くような事柄でもない。そもそもこの男一人で俺達に伝えに来たという時点で根本的におかしいのだ。

「魔物の掃除程度、軍を出せば良いだろう。しかし、報酬を出すというのならばやってやろう。」

俺はその男へある契約を突き付けた。

「報酬、とは。」

黒いコートの彼は真剣な顔で返答する。それを気にせず俺は口を開く。

「その言葉通りの意味だ。お前が俺に依頼する代わりに、相応の報酬を支払って貰おう。それが出来ないのならば俺は帰る。」

「もし駄目と言ったら。」

「さっき言った通りだ。」

「仲間を置いて自分だけ悠々と帰ると?」

「それがなんだ。」

素早いやり取り。俺が言い返した後に横から槍が飛んでくる。

「なんだその態度は、英雄気取りか。」

俺の隣に歩いてきた男、さっきのボロ布の男だ。短いブロンドの髪を揺らしながら腕を組んで俺を睨んだ。

「…早く答えろ、会長とやらいう奴。」

ファレルは眉を潜める。やがて一時の沈黙の後、先に口を開いたのは彼だ。

「良いでしょう、相応の報酬は充分に支払います。確実に。」

その丁寧な口調を崩さず、ゆっくりと答える。

「しかし、私がこう発言したからには貴方も相応の仕事をこなして貰わないと困ります。さもなくば、貴方に報酬を支払う義務など御座いません。」

「貴方?何を言っている。」

俺は彼の言葉に、当たり前のように返答する。

「報酬は貴方達に、だろう?」

一瞬だが彼の顔が歪んだ。だが、すぐに元の表情へ戻る。隣に立ったボロ布の間髪の男も微笑してファレルを見詰めている。
後ろにいたペストマスクの男は相変わらず、瑠璃は真顔である。

「決まりですね。」

ペストマスクの男は割り込むようにそう言った。隣の瑠璃も、大きく頷く。
それを確認した自分はゆっくりと銃口を下げて、護身用の小型フリントロックピストルを腰に戻した。

「さてさて、話もついた所で…。」

ボロ布の男は腕を組んだまま歩き出す。

「先頭は誰にするよ?」

首を回して俺達にそう言った。

35“夏”の足音 -Lumina phase-
2016-11-20 00:33:51
ID:H5IbE/xs

(>>26から、ルミナ視点)
 大剣使い__確か“J”と名乗っていたか__に向けた挨拶は、背後の魔法使いにも届いていたようだ。まだ年若いだろう彼女は健気に自らの名を名乗ってくれた。いや、名乗られる以前から名は知っていた。このまま背を向け続けるのも瑠璃に対して失礼だ。改めて振り返り、帽子を取って深い一礼。

「無理をなさらなくても結構ですよ、瑠璃さん。貴女とは殆ど初対面だ、覚えていなくても当然のことです。では、改めて……よろしくお願いしますね。」

 口振りから判る。彼女は自分のことを覚えていないだろう。でもそれは大きな問題じゃない。またこうして集えた事実こそが喜ばしいのだから。__今連れて来た“恩人”が聞いてなかったのは幸いだったか。

 フェンスで視界は悪いが、どうやら封筒を送りつけてきたであろう依頼主は到着していないようだ。では暫しの間談笑を楽しもうか__口を開きかけた瞬間、すぐ側でハーシーの目線が動いた。目線の先を辿れば、誰だろうか、黒コートの男が佇んでいた。ファレル・カーライルと名乗る彼、夏の国の復興を一任された存在だという。
 さて、コイツは“裏切り者”の常套句な訳だが……先にハーシーが動いた。先程から呟いてきた言葉そのままの直球な質問。彼だからこそ出来る至極単純な問いに、“裏切り者候補”は丁寧に答えてくれた。

「ふむ、そんなことがあったのですか。魔物……厄介そうですね。いいでしょう、その依頼は受けたほうが良さそうだ。魔物を放置した所で、益があるわけでもないのでしょう?」

 案外ハーシーの目の付け所は良かったらしい。見ないことには何とも言いようが無いが、電気のフェンスがその脅威を物語ってくれる。それだけならまだいい。問題は次の言葉だった。
 矢文。これはまた判断に苦しむ内容だ。討伐隊の動きに“機関”が気付いた……当たり障りのない、それでいて相当重要であろう内容。反応に苦しむ中、突然Jが空気を劈き疾駆した。

36“夏”の足音 -Lumina phase-
2016-11-20 00:34:16
ID:H5IbE/xs

時に紡がれる言葉が状況を打破することはある。時に大胆な行動が全てを覆すこともある。確かにJの牽制は清水に一石投じる結果となったろう。だが、これは__大岩を転がし入れたも同然ではなかろうか? 怪しいところがなかった訳ではないのだが、流石に抜刀というのは……まったく、反応に困る度合いを存分に引き揚げてくれる。このままでは有益な情報も引き出すのが困難だろう、一先ず剣だけでも下ろさせようと口を開くか__マスクの奥に迷いの滲む丁度その時、ボロ布が空気を打ち壊しながら土足で侵入してきた。
彼の空気を読まない姿勢には、時々助けられてしまうものだ。少々のストレスは言い苦しい言葉の潤滑油。

「少し冷静になりましょう。いくら怪しいとはいえ、貴方だって、自宅にやってきた初対面の配達人を怪しいからと言って殺したりはしないでしょう?」

それに、一つ付け加えて言っておこう。「矢文の内容は嘘を吐いていない」と。仮に彼が復興を行うと騙っていたとしてだ、その場合もやはり、我々の動きは確実に気付かれている。つまり、ここでどう足掻いたところで__彼を殺めたところで、迷宮入りもいいところ。ならば騙されてやるのも一興だろう?
------
この際、Jがトンチのように銃を突き付けたことは突っ込まないでおこう。尋問の果てにファレルから引き出せた情報も、凡そ予想から外れたことは見当たらなかった。魔王討伐の功として、働いた分を遥かに超えたものを支払われていたと記憶している。だから報酬も魅力的には感じられなかった。むしろ申し訳ないくらいのものだ。
しかし、これ以上問題が増えるのは頂けない。此処での会議も打ち止めだ。

「決まりですね。」

自分でも半ば強引だとは思う締め方にはなったが。仕事は手早く終わらせてしまった方が良い。いつの間にハーシーは扉の前まで歩き進んでいた。好奇心と気怠さが混じった声が前進を促してくる。……一応此方からも仕掛けてみるか。

「恐らくですが……此処は非常に危険度が高い。当然扉には施錠が施されていると考えるべきです。ファレルさん、貴方は依頼を預かってきたと仰っていましたが、鍵などはお持ちでしょうか?また、出現する魔物を把握していらっしゃるのなら、その特徴や警戒すべき点もご教授願いたい。」

もちろん、前情報がなくても大丈夫だ。能力を使えば鍵も無力化できよう。だが、一応。一応の確認だ。

37夏目☯夢生
2016-11-20 00:34:53
ID:H5IbE/xs

レ「ここね」

お姉様が呟いた前にはとても高い所まであるフェンスだった
近くには見覚えのある人影があった

大きい剣と水色の服の人は_______Jさんと瑠璃さん?
他にもいるようだ

ム「多分あの人たち元・討伐隊の人」

ミ「では行きましょう」

私は瑠璃さんに話しかけた

ム「お久しぶりです ムウです 覚えていますか?」

38高杉
2016-11-20 00:36:11
ID:H5IbE/xs

>>32

二人が走っていくと咲がパーティー会場から出てくる

咲「~♪。。。ん?え、二人共何して___________「レミリアと霊夢に頼んでこの城に結界を貼れっ!!理由は感知仕様に変えれば分かるはずだろ!?」

高杉は咲に言葉を荒して言い城から出た。
二人は城の門に出る出てから真っ先にあの場所へ向かう二人は近道で行くすると

バアァァァン!

いきなりに走る二人の後ろから攻撃される煙の中から人影が二人いる

??「へぇ~アレを避けるとかすごいね。。。」
??「俺らの同時攻撃を避けられるなんて見たことないな」

相手の二人が歩いてくると煙がだんだん薄くなるそこには一人は鎌をもう一人も鎌だ

??「おっと紹介が遅れたこちらがシリアで」
シリア「こちらがキルアです」

二人が名前を言った途端目の前に現れる二人は煽り目で高杉、椿を観察する

シリア「なるほど~なかなかの人だねだけど。。。」
キルア「だね。。。だけど君達はここで。。。」

   ここで死ぬんだよ

二人はそこから鎌で首を切る!______が、そこには二人はいないいるのは建物の屋上だ

シリア「!。。。ハハッ!面白い人達だよっ!」
キルア「いいよ。。。楽しませてよ!」

二人が高杉、椿の上に飛ぶすると二人は横に着地すると回る二人が回ると次の瞬間二人に切りかかろうとするが後ろに立たれる

高杉「。。。もういいかい?」
椿「もういいでしょ?。。。こっちはいそいでるんだよ」

二人はその二人の頭を掴み溝うちして蹴飛ばしたその一瞬も逃さず二人はその二人を蹴り上げ叩き落とした

キルア「グハっ!。。。。このっ。。!?」
シリア「うぅ!。。。貴様。。!?」

二人がそういった瞬間また蹴り上げそこから刀を抜くそして斬った。
二人は地面に叩き落ちた

高杉「邪魔なんだよ」

高杉はそう言うと屋上から走った

39瑠璃
2016-11-20 00:36:44
ID:H5IbE/xs

私のあいさつに、ルミナさんが丁寧に返してくれた。覚えていなくて当然、の言葉にドキリとする。なんで分かったんだろう、そういう素振りは見せてないはずだったのになぁ。

 「ありがとうございます。最初から素直に言えば良かった」

 私は苦笑して頬をかいた。

 少しすると、どこからか男性が現れた。彼は、夏の国復興委員長のファレルと名乗った。ファレルさんは、この区域がフェンスで囲まれている理由を説明し、それから矢文を取り出した。なんでも、機関員が討伐隊に気づいたという。しかも矢の出所は、元討伐隊員のコギトさん。私は驚いて何も言えなかったが、Jさんが動いた。ファレルさんに銃を向けたのだ。

 しばらくJさんとファレルさんのやり取りが続き、私たちは区域内の魔物駆除に向かうことになった。なんとか話がまとまったようだ。安心してほっと息をついた私は、後方から誰か来ていることに気付いた。

 「お久しぶりです ムウです 覚えていますか?」
 「夢生ちゃん! もちろん覚えてるよ、また会えて嬉しい」

 夢生ちゃんの隣にはもう一人女の人がいた。彼女は夢生ちゃんのお姉さんだという。私は彼女にもあいさつをした。
 

40高杉
2016-11-20 00:37:13
ID:H5IbE/xs

>>38

高杉「もう暗くなってやがるな。。。確かここら辺だろ?」
椿「だな。。。なんとかフランの事も間に合えばいいけど」

高杉達がビルの屋上、屋根の上を走って跳んだりしているとあの場所が見えてきたその回りには何故か霧に包まれていて銅像の回りには無かったはずのフェンスと人影が少し見えた。二人はそれが見えると思いっきり足に力を込め跳ぶ。高杉は跳びながら仮面を付け椿は黒いマスクを付ける。
そして二人はだんだん彼奴が死んだ場所へと落ち着地態勢へと体を動かす。そして二人は着地すると少し煙が上がる前に進むとあの討伐隊がいた…目に写るのは銅像、人回りには何故かフェンス内だけ霧がかかってないみたいですこし何者かの目線を二、三人くらい感じる
すると一人の男が聞いてくる

J「お前らは誰だ?」

そんな事を聞いてきた自分達がどうやら誰かまだ分からないらしいだが好都合だった。それに二人は嘲笑い言った

高杉「。。。お前らには関係ないだがひとつ言えるなら止めに来ただけ。。。」

高杉がそう言うとJは何も聞かず下がった

41OT
2016-11-20 23:20:16
ID:H5IbE/xs

一年のブランクがあったもののJはさほど影響はなかったようだ。
躊躇いもなく直ちに銃口を向けた。
流石元傭兵といったところか。
彼ならするだろうと私でさえも予想していた。
緊張こそするが、驚きはしない。

少女が到着した後、続々とメンバーは集まってきた。
浮浪者のような男、不気味なマスクの男、メガネの少女。
いずれも見覚えはない。
いつものように、例外なく忘れたようだ。
そして復興委員会長の男が現れた(名乗ってはいたがこちらも例外なく忘れた)。
その男が伝えた情報だが、どうも違和感を覚える。

まず既に機関に感づかれていた点だ。
手紙が送られてからわずか1日しか経っていないぞ。
にも関わらず討伐隊の動きを把握していただと。
国の内部に潜り込んでいるんじゃあないか?

しかしどこかから漏洩したという事もありえなくはない。
現に部外者の私がこうして集合場所に潜んでいるのだからな⋯。
違和感は払いきれないが、納得しよう。

次に任務について。
これが一番怪しい。
軍を出せばいいだろう。
〝戦闘力の高い元討伐隊のメンバーに雷撃戦をさせた方が速いし安く済む〟
仮りにこのような意図があったとしよう。
だとしてもわざわざ討伐隊に召集をかける必要はない。
傭兵だとかハンターだとか、他に適役がいるはずだ。

その疑問は矢文の主が明らかになった事により晴れた。
元討伐隊メンバーがわざわざまわりくどい方法で伝えたのだ。
機関と急成長した魔物、なにか繋がりがある。
⋯いや待て、だからといって討伐隊を集めてやらせる必要があるか?

何者かに肩を叩かれハッと振り返る。
一瞬冷や汗をかいたがすぐに安穏した。
振り返ると相棒が1枚の写真を咥え浮かんでいた。
写真を取り上げ確認する。
写っていたのは復興委員会長だった。
こちらを、私をしっかりと凝視している。

(まさかこの私に気付くとは⋯⋯何者だ?この男⋯)

そうこうしてるうちに2人組の男が現れた。
忘れもしない、忘れようとも忘れられるわけのない2人だった(例外なく名前は忘れた)。
ここを爆心地へ変貌させたヤツらだ。
先日暇なので城に忍び込んだ際にもヤツらを見た。
英雄扱いで城に招かれ幸せに暮らしているのか。
なんだかムカついてきた。
ヤツがここを破壊した瞬間はきちんと撮ってある。
事が終わったら新聞社に売ってやろう。

42J◆kZDFwAt8do
2016-11-21 01:53:14
ID:Un4uPOl2

>>40

いきなり現れた二つの影、謎の狂気染みた言葉を発言する二人から俺は一旦距離を置いた。

「なんだ、あのあんちゃん二人は。」

俺の隣にいたボロ布の男が呟く。二人とも黒装束に身を包み、肝心の顔面は仮面で隠れていた。
やがてその二人は武器を持ち出す。持ち出すというより空間から抉り取ったように見えた。そのままゆっくりとフェンスの方へ二人は歩み出した。
…一人は聞き覚えのある笑い声を上げながら。

「ククッ…さぁて、お片付けと行きますか。」

瞬間、俺の心に込み上げてくる嫌悪、殺意、苛立ち。こいつの声、こいつは!
二度と忘れなどしない彼奴の声、三度も俺達を襲撃して殺そうとした彼奴の声。

「待て貴様。その声、天月だな?」

俺は複合剣からブレイカーを取り外しながら前をゆっくりと歩む片方の男へ声を掛ける。この言葉に反応したのか、二人とも歩みを止めて、俺が呼び止めた方の男はこちらを振り向いた。
この血に汚れた醜い仮面。やはりこいつは天月だ。

「天月?さぁ、知らないなそんな名前……俺の名前は高杉だ。」

そう返して嘲笑う。

「自分から名前を名乗りあげるなんて随分と間抜けな男だな。何故貴様がここにいるか答えろ。」

俺はこちらをなめてかかる天月に強く返す。すると、そいつは手に持って刀を見せびらかしながら威圧してきた。

「それはさっき言った。お前らには関係ない。雑魚は片隅に怯えていろ。」

「ほざくな、ここで明らかにしてもらうぞ天月よ。貴様ら二人の目的は何なのだ?何度も俺達を殺しに掛かり、この地を爆心地にし、今度は何がしたいんだ?そんなに俺達に干渉して何が満たされるというんだ?」

「…。」

一時の沈黙。
先に口を割ったのは天月だ。

「自分は許されるとでも思っているのか?元傭兵。自分の愛する人を殺しておきながら、今はそうやって悠々と生きて。そういえば、その女の妹を引き取っているんだったな?そいつも殺すのか?」

連続して続く俺への罵倒。そして湧き出る彼への殺意。
俺は無言で天月の方へ駆け出し、ブレイカーを突き刺そうとする。しかし、その刃が当たる寸前に彼は消えた。
俺は背後へ瞬間移動しただろうと予想して渾身の肘打ちを放つが、それも空振りする。

「Jさん!落ち着いて!!」

瑠璃が投げ出したその言葉。完全に逆上した俺の精神はその詞によってやっと正気へ戻って行く。
正に自分を見失っていた。また何もかも投げ出すところだった。しかし、そんな心の静寂もあいつの声によって掻き乱される。

「彼女の言う通りだ……お前はそこでじっとしていろ。」

背後から聞こえる天月の囁き。

「さて、俺達は先に行かせて貰うか。」

俺は振り返ろうとした。
だが、もうそこに彼奴等はいない。

まただ。また彼奴等に全てをぐちゃぐちゃにされる。また俺達は被害を受ける。
そう考えただけでも、俺は今すぐその場に踞りそうになってしまう。

本当に、何がしたいんだ。彼奴等は。

43Na†umマキ★Petora兵長ワサラー団 団長◆40XbC9fmEc
2016-11-21 02:13:34
ID:2kjbzi7o

>>40

さっきから目線を感じる…確か瑠璃と夢生だったか?ずっと見てくるが気にしないで、あと二人くらいのどっからか目線を感じているが一人は分かった恐らくあの戦いの時にいた記者か何かの奴だろうそいつはどうだっていい…もう一人が分からないのだ。どうするか高杉は考える

高杉「。。。どうしたものかな。。。」
椿「あの少女達以外のこの目線の事かい?一人は分かったろ?」
高杉「あぁ全くオーラも霊気も感じられないからそうとうな奴だよそこは褒めたいね?」

そう言って記者が隠れている方角に目を向けた

椿「まぁそれは置いといて。。。あとー人が分からないね」
高杉「あぁ俺もそこが手掛かりなんだよもう一人の目線は感じるが同じ目線の感覚があちらこちら感じて全然わからないんだ。。。」
椿「参ったね。。。」

二人が考えるすると横から次元の穴が何故か開く何者かと体制を整えるが出てきたのは霊夢だった。だが二人まだ戦闘体制のまま…

霊夢「なんで体制整えているのよ?」
椿「貴様。。。霊夢じゃないよね?」
高杉「お前の気が全然違うんだよ城に来た時からそれにあいつは次元を開けない能力だろ?」

そこまで霊夢に言うと霊夢は上を向くすると……

霊夢「やっぱり貴方達のその鋭い観察と察知そして力は凄いわね。。。」
高杉「。。。何者だ」
霊夢「貴方達が知ってる幻想卿の霊夢よ。。。ちょっと違うけど」
高杉「まさか。。。異国者か。。。」
霊夢「異国者。。。この世界もあの世界もそう言うのね。。。まぁ貴方が今から聞くのはどうせ本物霊夢は?だろうけど。。。単刀直入に言うわよ死んだわとっくに何者かにねそこに私が来たのよ幻想卿にこの事しっているのは魔理沙とレミリアだけだわ。。。あの世界で何で私の霊気を感じられなかったかは恐らくこの世界では出やすいのねだからこの世界で気付いたんでしょうね」

霊夢は簡単に説明をし二人は納得する。

高杉「この世界をどうするきだ?」
霊夢「どうもしないわよただこの世界のフランを祝う為に来ただけあとごちそうも」
椿「そうなんだ。。。じゃあこの世界には手は出さないんだね」
霊夢「えぇ。。。何か忘れてるような。。。あ、そうだ黒子と白亜を止めてありがとねあの能力の本当の持ち主は私よ何で私の能力をあの子達が使えたのかは教えないけど貴方は魔王の力だけじゃないのは。。。薄々気づいてるでしょ柊夜?」
高杉「。。。あぁそしてやっと分かったよあんたが俺の暴走の時に聞こえた奴だって」

霊夢はそう言われると少し驚いた

霊夢「アンタ。。。あの時少し自我を持ってたのねえぇそうよその上に神の力を与えたのも私。。。クスクス」
高杉「。。。チッ今ここで殺っても意味はないんだろうな。。。」
霊夢「フフ。。。そうねまぁ城には強力な結界を貼ったわそれは感謝しなさいよ?」
高杉「クッ。。。ありがとな」

気が付くとさっきからずっとこの三人を元討伐隊達は黙って戦闘体制をとっていた
霊夢はそれを見ると笑った

霊夢「私とやりたいならいいけど今はやめたほうがいんじゃないの?それに今やる気ないしね」

元討伐隊達はそれを聞くと武器を降ろす。それをひ見て霊夢はウロチョロし初めた。
どうやら何も言わないところまだ高杉達だと分かってないみたいだひとまず落ち着かせて気を弱める

高杉「椿。。。すまんないきなり意味分からん話になって」
椿「いいさ」
高杉「そうか。。。」

高杉は謝り回りを歩き始め椿はそのまま立ち尽くし察知する

44Na†umマキ★Petora兵長ワサラー団 団長◆40XbC9fmEc
2016-11-21 02:47:15
ID:2kjbzi7o

※修正>>43 >どうやら何も言わないところまだ高杉達だと分かってないみたいだは
無しです

続き

霊夢「そう言えば何であの城の人達は知ってるのにあの人達はあんたの本み_________「黙れ。。。いいいんだよそのほうがちょうどいい」
霊夢「そう。。。」

霊夢は聞き入れ少し黙っていると

霊夢「ところで。。。あそこにいるあの世界で言う天狗よね?」
高杉「あぁそうだなまぁほっとけ」

二人はO.Tの方にまた目を向けるが気にせず調べた

霊夢「。。。あのマスクしてる人。。。強いわよ」
高杉「やっぱり思ってたか。。。それより隣にいる奴がきになるどっかでみた事があるんだよな。。。多分店とかで。。。」

高杉がチラッとその人を見ていると霊夢はフェンスに触るすると

霊夢「このフェンス。。。特殊ね」
高杉「あぁ。。。それは俺も気づいてた」

高杉と霊夢は回りをグルッと歩いて行く

高杉「。。。これは面倒くさい奴等が関わってるな。。。」
霊夢「ここまでこの場所に結界を貼るのはそうとうよ」

二人は椿のもとに戻ると椿は何か察知したらしい

椿「掴めた!。。。この気どっかで」
高杉「どうした椿掴めたって?」
椿「ずっと察知してたらどこかで感じた気だった」

45コギト=エル=ゴスム ◆gm14eVllVk
2016-11-21 21:41:04
ID:eSWC4sTA


「ふむ、そんなことがあったのですか。魔物……厄介そうですね。いいでしょう、その依頼は受けたほうが良さそうだ。魔物を放置した所で、益があるわけでもないのでしょう?」

「魔物の掃除程度、軍を出せば良いだろう。しかし、報酬を出すというのならばやってやろう。」

私は純粋に疑問だったので
「報酬、とは。」

と口にする。

「その言葉通りの意味だ。お前が俺に依頼する代わりに、相応の報酬を支払って貰おう。それが出来ないのならば俺は帰る。」

念のため、私はダメ元で
「もし駄目と言ったら。」
と一言

「さっき言った通りだ。」

「仲間を置いて自分だけ悠々と帰ると?」

「それがなんだ。」

素早いやり取りだった。彼の目には、声には一点の曇りもない。Jさんにはやるといったらやる…スゴ味がある!

「なんだその態度は、英雄気取りか。」

先ほど口論していたハーシーという男、ボロ布の男だ。短いブロンドの髪を揺らしながら腕を組んで彼を睨む。

「…早く答えろ、会長とやらいう奴。」

俺が眉を潜めたのは嫌悪感からではない。
考えるとき自然とそうなる。癖というヤツだ。

「良いでしょう、相応の報酬は充分に支払います。確実に。」

ゆっくりと答える。

「しかし、私がこう発言したからには貴方も相応の仕事をこなして貰わないと困ります。さもなくば、貴方に報酬を支払う義務など御座いません。」

「貴方?何を言っている。」

やはりそう来た…か。
彼は当たり前のことかのように言う。

「報酬は貴方達に、だろう?」

きっと大丈夫だろう、そう言われるとは思っていたのだ。

俺が頷くと
「決まりですね。」
というペストマスクの男、ルミナ。
隣の瑠璃も、大きく頷く。
彼は護身用のピストルを腰に戻した。

「さてさて、話もついた所で…。」

ハーシーは腕を組みながら歩く。
そして振り向きこういう。

「先頭は誰にするよ?」


「先頭…私の固定観念ですが、近接して戦う人が向いているのでは?」

と言おうとすると謎の二人組が現れる。
彼らの会話を聞くと、敵であり味方、のようだった。


彼らの出現、敵対…はないだろうが彼らとのいざこざが起きないことを願いつつ
皆が意を決するのを見るとフェンスを開ける──

46しいちん
2016-11-22 17:56:41
ID:hPlbzfLM


こんにちは🎈♡

47コギト=エル=ゴスム ◆gm14eVllVk
2016-11-22 23:04:48
ID:RK9S/GKc

>>36

扉を開ける前、ルミナが問う。

「恐らくですが……此処は非常に危険度が高い。当然扉には施錠が施されていると考えるべきです。ファレルさん、貴方は依頼を預かってきたと仰っていましたが、鍵などはお持ちでしょうか?また、出現する魔物を把握していらっしゃるのなら、その特徴や警戒すべき点もご教授願いたい。」

「勿論、鍵はここに。」
隊員記録にてこの人は物質を「読み古し要らなくなった本同然」に…つまり「鍵」が要らない状態にできるはず…何故鍵なんて持ってるか訊く必要が?裏切って閉じ込めようとしている……とでも思われているのか?

「…魔物については種類が増えすぎているのです。」
「今や何千通りにも及ぶでしょう。文字通りの雑魚もいれば強靭なものもいる。」
「いえ、殆ど強靭なタイプのものしかいない。」
「おまけに半数以上は魔法を使う。警戒すべきなのは「暗い」…ということでしょう。中には奇襲してくる魔物もいます。」

「何故…そうなるまで気づくことができなかった?」

Jは純粋に疑問に思ったのだろう。私も前までは、いや今も疑問に思っている、原因はわかっていない。

「唐突過ぎた、というべきでしょうか。」
「それまで兵で倒せばよかった魔物…ですが、数も増え、やがて兵では敵わなくなったのです。」

そろそろ刻が来る。

「!……来ますよ、奴等が。」
気配を感じた私は言う。

48夏目☸夢生☯ワサラー団副団長! (シス&ブラコン)◆jay6QQeYJY
2016-11-23 13:02:37
ID:tC3na7d6

フェンスを開けると空気が変わった
なんだか・・・前の怪物より強くなっている

「!……来ますよ、奴等が。」

誰かが言ったと途端に
「うががががががががががががががががが!!!!!!!!!!!!」

ミ「なにゃにゃにゃにゃ!?」
ネ「驚きすぎ・・・行くよ! ミラエル」

ム「お姉様も行くよ!」
レ「ええ!」

怪物は私たちに容赦なく襲ってくるが、一瞬で雑魚は片付いてしまった

ム「これぐらい余裕です」


49Na†umマキ★ワサラー団破壊神鬼霊夢Petora兵長 団長◆8BYfGxHt8w
2016-11-23 14:49:33
ID:saSywdlE

>>44-45 >>47-48

高杉「そっか。。。嫌な予感しかしないな何か。。。」

高杉が険しい顔でそういった。すると男がフェンスを開けた

「!……来ますよ、奴等が。」

男がそういうと空気が一変しフェンスの外から禍々しく凄まじい気が感じたそして……

「うががががががががががががががががが!!!!!!!!!!!!」

魔物が凄いいきよいで出て来た。その数は結構多い、その中に少女が二人夢生ともう一人が突き進んだ。
魔物は容赦なくその二人を襲うが一瞬で殺した。

ム「これぐらい余裕です」

それを見ながら二人は

霊夢「ふぅん。。。あの子なかなかね」
高杉「だな。。。アイツ強くなったか。。。さて面倒くさいのは的中したな。。。どうする?椿行くか?」
椿「行くよ。。。柊夜と霊夢は?」

高杉の質問に答えて椿が聞いた高杉霊夢は……
霊夢「面白そうだし。。。行くわ」
高杉「行くに決まってるだろ。。。早く済ませるぞフランにまだ渡してないからな。。。!」
椿「フフ。。。そうだねっ。。!」

霊夢は飛び錫杖を次元から出して一気に倒して行った二人はそこから跳んだ。

霊夢「そんなものなの?もっと来なさいよ」
椿「こんくらいは余裕でしょ?」(笑)

霊夢はどんどん倒していき椿が挑発気味に言う。空中で刀を抜き回転斬りをするそして魔物の群れの中に着地した一瞬、回りにいた魔物は血を吹きながら倒れていく

高杉「当たり前だバーカ。。。霊夢においついてさっさと行くぞ。。!

椿「フフ。。。そうだね!」

二人もそこから一気に突き進んだ

50さあ、開幕の号令を◆X5668N6XH6
2016-11-23 19:56:38
ID:2EfCyrmg

(>>47より)

『これは失礼、不束なことを聞いてしまった。成る程、“暗きに注意せよ”ですか……フフ、私の得意分野というやつですな。』
「魔法は他のヤツらのが上手く対処できんだろ。俺たちゃ魔法耐性ってもんが希薄なようでね。さっ、そろそろ頃合いだな?」

 底知れぬ笑い声の漏れるペストマスクとボロ布が並び立つ珍妙な光景。だが、それも長くは続かない。何故なら__

「さあて、ちょいとスケールダウンはしたかも知れねぇが……討伐隊様の復活だい!叫ぶしか能がねェ雑魚なんざ、適当に薙ぎ払っちまえや!」

 フェンスの解放とほぼ同時に、風が瘴気を運び出す。かつての魔王が残す負の遺産の一端を感じながらも___討伐隊の面々には、とうにそれぞれの“覚悟”が宿っていた。魔物共の怒号を合図とし、彼らは弾けるがごとく疾駆する__!

 魔弾の嵐と剣の舞踏が魔物の群れを蹂躙する中、戦場のど真ん中に老紳士が突如出現する。化物とて自然の理程度は心得ている、故に数瞬は困惑に足が止まってしまう。が、対する老紳士・ルミナの方は魔の物に臆する事もない。遊歩道を散歩でもするように魔物の一体へと近付き、コツン、と手持ちの杖で軽く小突いた。
 当然のことながら、魔物とて黙ってはいられない。明確な怒りの表情を湛えた者共は、猛り狂いつつ鋭利な爪でもってルミナの肉を張り盛んと豪腕を振り抜く___

 
 飛び散る鮮血。響き渡る断末魔の叫び声。爪は確かに肉を捉え、一直線に切り裂いてみせた。


 ただ一つ、一つだけ魔物の群れに誤算があるとすれば。それは、切り裂く対象が“同胞”に切り替わってしまったことだろう__
『元戦闘員でもない私に触れられる時点で、未熟にも程がある。輪廻の輪にでも入ってよく考えなさい、己の敗北の理由。尤も幾らやり直したところで、勝ち目は万に一つもないですが。』

 たった今仲間を殺めた魔物の背後に、現われ出でるは黒づくめの“死神”の影。気配に気付き振り返った彼の双眸には、二本のダガーが丁重にプレゼントされた。
 同胞の死を嘆く間すら冗長。飛び掛かる犬型の魔物。だが、死神が指を鳴らせばあら不思議、全方位をダガーに囲まれた可哀想な犬公の出来上がり。

『魔物とて、命は尊いものだろう? ならばいっそ、己で土に還ったらどうだ。私に挑み、心半ばに散るよりは有意義な死だろうに。』

 死神の言葉は、魔物の群れに沁み渡る程の効力は持たないようだ。あれよあれよと死神の奇術に嵌り、死屍の積み上がる様のなんと儚きことか……。

51さあ、開幕の号令を◆X5668N6XH6
2016-11-23 22:15:19
ID:2EfCyrmg

 さて、ボロ布男ことハーシーの方だが……彼は生憎、“死神”が操るような類の奇術は持ち合わせていない。即ち、生身一つでの正面突破になる。薄々勘付いていた彼は、“服の内から”一振りの刃を躊躇うこともなく引き抜くと、フェンスを越えたすぐ先の地面目掛け、渾身の力を込めて突き刺した。
薄く柔軟な刃はよくしなる、勢いそのままに棒高跳びの要領で飛躍したボロ布は、先陣を切った少女達を飛び越え敵地の真っ只中に転がり落ちた。

「……っテテっと。あー、脚の筋肉強化してたんだけどなぁ……流石にどっかの誰かみてぇにはいかねーか。“英雄気取りさん”よ、アンタはやっぱスゲー野郎みたいだ!」

 皮肉交じりの本心を、“わざとJに聞こえるように”呟くハーシー。そんなヤツ、魔物からすれば格好の獲物に他ならない。先ずは自分がと躍り出る骸骨騎士的な何か。が、振り上げられた剣が脳天をかち割る前に、先程とは異なる刃の一閃が胴体を寸断してしまう。
 続くは“邪視 イービルアイ”。魔力を扱う巨大な目玉が、数本の触手じみた何かを垂らした姿で浮遊している……。空高く浮き上がった“邪視”は、ハーシーに狙いを定め魔力を解き放つ。直線的な朱色のレーザー弾は、彼を捉えきるには少々単純過ぎる__だが、回避する度に着弾地点で小規模な爆炎と化していく。執拗な攻撃に終わる気配は見られない、他の魔物も連動して動き出す……。
 とうとう痺れを切らした彼は、一切の回避を棄てて魔弾を左腕に受けた。爆炎が瞬く間に左腕を焼き尽くし、ただの焼け焦げた肉塊に変えてしまう。

「ウグッ……痛ってェなテメェ!!!!」

 だが……“左腕を喪った割には”随分と軽いリアクションに終始する。寧ろハーシーにしてみれば、回避の手間を削った分攻撃に回せるというもの。魔力の反動で動けないイービルアイを、投擲された“骸骨騎士”の剣が、ダーツでもしているかのように真っ直ぐ刺し貫いた。
 それでもやはり、左腕を喪うことは代償にしては重過ぎた。攻撃の手数が減った彼は、次第に周囲を囲まれていく。正確に、かつ確実に弱点を突いてはいるのだが、右腕だけではどうも火力不足。倒したところで数の暴力には勝ち目が無い。囲いは少しずつ、着実に小さくなっていき……

 遂に、槍の一撃が土手っ腹に深々と突き刺さった。

 先程までの擦り傷とは比べ物にならない出血量。勝利を確信しきった槍の担い手は、次の獲物を屠らんと振り返りつつ槍を引き抜き___
__引き抜けない。まるで地面に打ち込まれた杭でも引き抜くかのような……仕留め切った敵兵にこんなことで煩わせられるとは。きっと装飾にでも引っ掛かったのだろう、やれ除けようかと向き直る。

 この魔物は、油断することもまず無い優秀な兵だった。今だって油断した訳ではない、槍で貫けば、命あるものは朽ち果てるのが道理なのだがら。でも、相手が悪かった。

 槍の柄を掴んで、自ら此方に“刺さったまま移動”してきているなど、誰が予想出来る?

「……誇りに思いな。アンタは、俺を“一度”刺し貫いたんだから。そら、コイツは賞賛の代わりってヤツだよ!」

 槍から騎士が手を離すより遥かに早く、串刺しの男が“左腕の爪”を振り下ろした。“エナメルクロー”……エナメル質に覆われた彼の爪は、魔物を切り裂くのに十分過ぎる硬度を有していた。槍を腹部から“引き抜く”男。不思議なことに、その傷口はあっという間に肉で埋め尽くされてしまった。

「魔法とか使える誰か!ちょいとアレなの見せちまったが、引かないで援護頼む!魔物を動けなくして__」

 ピンピンした様子で辺り一帯に援護を求める。その言葉に応えてか、それとも偶然の援護となったのか__言葉を皆言い終える前に、魔法使いらしき少女、瑠璃が何かを詠唱を開始する。

【《-氷柱(アイス・コルム)-》__ッ!】

 詠唱の終了と同時に大気が揺らぐ。刹那の後、無数の氷柱が立ち昇る。突然の一撃に魔物も対応しきれない。瞬く間に場の魔物達の動きが停止した。動き回る相手ならともかく、止まったサンドバッグなど彼には容易過ぎる。刃を薙ぎ、次々と首を刈っていく。と、不意に立ち止まり、一体の凍り付いた首を手に取る。

「援護サンキュー!あ、英雄さん?こいつ、さっきの針のお返し!はいはい、構えて構えて〜……そいやッ!!」

 返礼がてら、“J”に向けて皮肉めいた台詞と共に敵の生首を投げ付けた。流石のJもこれには対応し切れない……と思われたが、魔兵にされた彼の身体能力と経験値は伊達では無い。生首に向けてバッターよろしく剣の腹をぶつけ、ハーシーの元へと送り返してみせる。彼の横を素通りした生首は、元の身体を含めた氷漬けの魔物達を粉々に砕いてみせた。Jの表情は__呆れとも怒りともつかぬ、何とも言い表しがたいもの。ハーシーの方も予想はしていたため、特に驚いた様子もなくグーサインを返すに留めた。

52J◆kZDFwAt8do
2016-11-24 03:17:56
ID:uT0R2ZLM

>>51

フェンスを開け、その後直ぐ様夢生達が開幕攻撃を行った。巨大な爆発音と煙の中、俺達は突入していく。立ち込める灰色の煙を掻き分け、走り出した。
先陣を切ったのはボロ布の男とペストマスクの男だ。特にペストマスクの男は瞬間移動でもしたかのように先頭を陣取っていた。それでも彼は迫り来る魔物達を翻弄するかのように殺害していく。まるで全てを予知して、起きる出来事を効率よく順調に消化していく仕事のように流れる動きで確実に魔物を仕留めている。
一方、ボロ布の男は俺に向けて嘲罵の言葉を飛ばしながら大きく飛躍した。その後、魔物に囲まれて致命的な攻撃を何度も受けるも、生きてるのがあたかも当然かのように振る舞う彼の姿は不気味に感じた。
彼等の戦闘行動のおかげで後方の方にはまだ敵が攻め混んでいない。

そんな中、俺は小走りで順に襲い掛かる魔物達を一匹ずつ斬り伏していった。一人単身で突撃するのには戦況が苦しすぎる。相手が人間ならまだしも、根本的には俺達以上の能力を持った化け物達だ。そんな奴等にたった一人で死に望むなんて俺には出来ない。
開幕から大きい魔法を放った夢生ともう一人の少女は、自分達が買ったヘイトを気にしてるのか一番後ろからついてしている。今の俺は彼女二人の前衛といった形でゆっくりと足を進めている状況だ。

先程の爆発を放った彼女二人を最優先の攻撃対象として見ているのか知らないが、壁であるこの俺に向かってくる狼型の魔物達、体格は恐らく2mを越えている。
一匹ずつ、次は二匹、そして次はまた一匹と、こちらの手を疑っているかのような戦い方をする魔物。そして今こちらへ飛びかかってきた三匹の魔物。
一番俺との距離が近い目標にブレイカーを投げ付け、後から時間差で飛び掛かる二匹の目標へ跳躍する。顔面に分厚い刀身を受けた魔物の背に足を乗せ、頭蓋骨を叩き割るように抉り込んだブレイカーを引き抜きながらその身を蹴った。
蹴り飛ばした反動をそのままに、大きく口を開いた二匹に向かって水平にブレイカーと本体の剣を差し込んだ。骨の抵抗を受けながら腕力で無理矢理刃を動かして、そのまま二匹の肉体を二つに斬り分けてやった。
やがて宙を舞った俺の体は地面に足を付け、次の目標へ目線をやる。だが、その瞬間であった。

「これ、さっきのお返し!」

と、突如ボロ布の男がそのまま言葉を続けてこちらへ生首を投げて来たのだ。唐突なその行動に疑問を感じるも、俺は偶然瑠璃が氷魔法で動きを止めていた魔物達の方へその生首を打ち返す、ボロ布の男を素通りさせて。
そんな俺の行動にグーサインで返したボロ布の男。なんだこいつは、俺をおちょくっているのか。しかしその余裕を持ったセンスは悪くない。
しかしだ。

俺は彼の後ろに浮遊していた目玉の魔物[イービルアイ]に向かってファングをブーメランのように投げた。
ボロ布の男を大きく囲むように円を作ったファングは、そのまま真横からイービルアイの瞳孔を抉るかのように斬り込む。
回転した勢いで更に眼球を傷を容赦なく広げ、未だにベクトルを失わないファングは刃を眼球の内部へ抉り込ませたところで動きを止めた。

「おっと、これは驚いた。」

その眼球の魔物の前に立っていた男は俺に向かって言葉を放つ。俺はそれを無視するかのように真横を通り抜け、ファングを回収した。

53るりるん@瑠璃
2016-11-25 21:29:14
ID:2Vo8KORg

>51
 
 ファレルさんがフェンスを開けた瞬間、中にいた魔物が一斉に襲いかかってきた。まず夢生ちゃん達が攻撃を仕掛け、そこへハーシーさんとルミナさんが勢いよく飛び込んでいく。私も後を追って走り出した。炎(フレイム)魔法を使って、次々と倒していく。だが、数が多くて自分に向かってくるのを倒すので精一杯だった。他の人の方を見る余裕はない。でもそれだと危ない。そう思った私は、地面に倒れこむ寸前の一体の頭を踏んで宙に飛ぶと同時に、振り返って周りの様子を確認する。

 「………ひっ!!」

 思わず声が出てしまい、慌てて口をふさいだ。私のすぐ傍でルミナさんの体に槍が突き刺さっていたのだ。回復を、と駆け寄ろうとした私は、あることに気付いて足を止めた。確かに血は流れているが、表情があまり苦しそうじゃなかったのだ。それはまるで、『作戦通り』とでも言いたげな、そんな顔ーー。次の瞬間、魔物は倒され、ルミナさんの体は元に戻った。

 「おお………って見てる場合じゃないっ……!」

 嫌な気配を感じて思い切り振り返ると、隙だらけだった私に数体迫ってきていた。周りが見えないのが危なかったから体勢を変えたのに、これでは意味がない。慌てて魔物に手をかざした。

 「魔法とか使える誰か!ちょいとアレなの見せちまったが、引かないで援護頼む!魔物を動けなくして__」

 「氷柱(アイス・コルム)!!」

 ルミナさんの声が聞こえるのと同時に叫ぶと、辺りの魔物が凍って動かなくなった。以前まで目くらましにしかすぎなかったこの魔法も、今では自分の意思で凍らせるところまでコントロールできるようになっていたのだ。偶然だったけど、唱えた魔法が要望にあっていてよかった、とそんなことを思った。

54コギト=エル=ゴスム ◆gm14eVllVk
2016-11-27 19:48:14
ID:PTPx8QgA

フェンスを開けたその刹那─
魔物達は敵だと認識した私達に襲いかかる。
「『レンブランツ』!」
とスタンドを呼び出す。こいつは俺と同じで独立精神が強いため、命令するしか操る手立てはない。
「魔物を殲滅しろ!」と命令する。
知能は人間並みには高いので魔物と人間を区別できる。

55コギト=エル=ゴスム ◆gm14eVllVk
2016-11-27 20:24:17
ID:PTPx8QgA

その命令を聴いたレンブランツは頷き、フェンスの中へと身を投げる。
魔法を放ったあの三人は相当ヘイトが高いだろう。
三人もそれを察してか後方で戦っている。
だがレンブランツは影の世界に住むスタンド…
戦いの際は影から影に乗り移り攻撃を仕掛けるので、然程敵に注目されることはない。

遠くから見ているのではっきりとは解らないがルミナが槍に貫かれている。
あまり苦しそうではないため魔物のものではあるまい。
恐らく援護は近く瑠璃がするだろう。
ルミナ?の周辺の魔物が氷柱で凍らされた。
「凍らされた」と思うと某石仮面の男を思い出したが、それについて深く考えるのはやめた。

…恐らくあの周辺にレンブランツがいる。
「レンブランツ」は「私」…と言える存在なのでレンブランツの五感で感じているものを私自身も感じることができる。
正に「ふたりでひとり」と言った感覚だ。


──それにしても
……巨大な、強靭な魔物は現れないままなのか。
いなくなったことを願おう。

56Na†umマキ★ワサラー団破壊神鬼霊夢Petora兵長 団長◆8BYfGxHt8w
2016-11-27 23:21:09
ID:35S25Swo

>>49 

霊夢「あまりにもの多すぎるわ。。。」

霊夢は倒していった後少し休む。するとやっと二人が来た

高杉「どうした?霊夢疲れたのかよ?」
椿「一気に行くからだよ疲れてくるんだよ」

三人で背中を会わせながら話す。

霊夢「う、うるさいわねっ!?私は直ぐに倒せるって思ってたのよっ!」
高杉「油断大敵って言うんだよそういうのはたくっ。。。ちゃんとしろよな?」
霊夢「分かったわよ。。。」
高杉「さて。。。この数は多いな確かに。。。どう行こうか。。。ん?。なんだありゃ!?」

高杉が気がついて指を指すその先には……魔物の軍団の中一際目立ってデカイ奴が一体いるそいつは頭に麦の袋を被せていてそこにデカイ釘が打ち込まれていて身長が300cm以上はあるだろう武器は引きずっていてよく見ると斧と裏側には太いトゲが15本あった。それを見た三人は

高杉「あんなの見たことねぇよ!」
椿「あれは結構強いよ。。。この中でも」
霊夢「面倒さいわね気が増殖してるわ」

三人はこっちにやって来る魔物を倒しながらも驚きを隠せずみている。するとこっちの方向を見たデカ物はその瞬間こっちに走って来ただがデカイからか遅い……

高杉「遅くても怖いなあれは。。。」
霊夢「どうするのよあんなの」
椿「殺るしかないね」

椿がそう言うと二人は頷くそして、高杉の合図で四方八方に別れ高杉はデカ物の目の前他の二人は左右から思いっきり斬る……が左腕だけ切れたがびくともしないその瞬間斬った椿を斧で飛ばそうとするが間一髪避けた

椿「ハァハァ。。。!何なんだコイツ」
高杉「びくしねぇじゃねぇかっ。。。!」
霊夢「再生能力は。。。生憎無いみたいだけど。。。片腕だけでもアレを回せるのね。。。飛んだ怪力だわ」

三人は考えたどうするかすると霊夢は言った

霊夢「デカイ。。。あっもしかして高杉!」
高杉「あぁ!?なんだ!?」
霊夢「一回三人で回り込むわよ!」
高杉「なんで!?」霊夢「いいから!」

三人はその怪物の回りを込みそして後ろから三人で攻撃それに気付くが回る回転が遅いため直ぐに避けられた今度は前から攻撃するとさっき後ろを向いた怪物はこっちに振り向き攻撃するがさっきと同じく直ぐに避けられた

高杉「なるほどねデカくてもその重りのせいで遅いわけだだから走るのも遅かったのか」
椿「いいね!続けて行こうかっ!」

三人は一気にさっきの行動をしたそのおかげで倒れて込んだ

霊夢「やったわね私の作戦のおかげね」
高杉「いや俺のおかげだろ深く斬り刻んでいったからなん?__________「「避けろっ!」」

高杉と椿が気がつくその瞬間怪物は最後を振り絞って武器を投げてきた。そしてギリギリのとこで避けられ椿はナイフを投げ頭に直撃し倒れた

椿「危ない危ない。。。大丈夫?」
高杉「平気だ。。。霊夢は?」
霊夢「大丈夫よ。。。意外とデカイわりにしつこかったわね。。。」

三人は服を叩いて回りを見る

高杉「減んないなぁ。。。こんな人数久しぶりだな」
椿「だね。。。まぁ余裕でしょ三人とも」
霊夢「当然」高杉「勿論さぁ♪」
高杉「さて。。。と行こうか」
霊夢「えぇ」椿「そうだね」

そして三人は走って倒していった

57夏目†夢生 ワサラー団副団長! (シス&ブラコン❤)◆jay6QQeYJY
2016-11-28 07:13:37
ID:N8uTAadg

ネ「なんだぁ!? あの化け物!!」

ミ「それにあの三人・・・それにあの紅白のデカいリボン着けてる人・・・たぶんただの人じゃない」

ム「そうみたいね 巫女らへんかしら?」

58夏目†夢生 ワサラー団副団長! (シス&ブラコン❤)◆jay6QQeYJY
2016-11-29 00:06:16
ID:qwaL4mW.

あげる

59Na†umマキ★ワサラー団破壊神鬼霊夢Petora兵長 団長◆8BYfGxHt8w
2016-11-29 19:44:01
ID:DfGehJFk

>>56

それから次々とデカ物と戦っていると霊夢は止まった

高杉「どうした?」
椿「どうかしたのかい?」

二人の質問に答えない霊夢。すると……

霊夢「この人数にイライラしてきたわ。。。」
高杉「まぁ確かに多すぎるしデカ物がなかなか倒れない始末。。。まぁイライラはしてくるだろうな」
椿「それに。。。斬っても斬っても終わらないしね。。。」
霊夢「そうだけど。。。あまりもの多すぎるでしょ?。。。もういいわ。。。一気に四大階で。。。こいつらを

すべてを消してやるわよ

霊夢が言った瞬間、霊夢から凄まじい気を発したそれがだんだん禍まいてくる。その瞬間凄まじく禍々しい気が辺り一帯にまでまわりが暗くなってくる。霊夢はだんだん浮いてきて赤黒い気が霊夢を包みそして………解き放った。
霊夢の服装の色が黒い紅色に変化する。

高杉「あぁーあ。。。こんなとこで使うなよ。。。」
椿「あれは。。。あの時の?」
高杉「そういやあの話の後ちゃんとまとめていってなかったなあいつから。。。
あの黒子と白亜を暴走させた張本人だよそして彼奴もアレが使える」
椿「その姿は。。。まるで____鬼だね」

二人は霊夢を見ていると錫杖の音を鳴らすと七つの黒いたまが現れたそれを魔物達に放つと大爆破した。

霊夢「まだいるのか。。。ならば。。。」
   ~煉獄 アマテラス~

すると黒い巨大な玉が現れ。それをまた魔物に放つそして魔物の群れに黒い炎が現れ落下すると連続して攻撃になりどんどん倒されていく。

60夏目†夢生 ワサラー団副団長! (シス&ブラコン❤)◆jay6QQeYJY
2016-11-29 20:27:11
ID:qwaL4mW.

夢「あらあらあら~ 短気な巫女ですねぇ?」

私は本当に神に仕えている者なのか気になるほど禍々しいオーラを放つ巫女に近づく

霊「・・・さっきの・・・魔女っ娘」

夢「魔女っ娘じゃありません!! 大魔法使いです!!」

霊「同じでしょう?」

夢「全然違いますよ・・・」

霊「・・・まあいいわ 何の用かしら?」

夢「ふふふ、どんな方なのかと思ったから話しかけたまでですよ」

巫女はどんどんと攻撃をしているが、もっと魔物が出てくる

霊「ちょっと! 見てないで手伝いなさい!!」

夢「いいですよ!」

私は1年前試しに打ってみた『あれ』をもっと強くし、ほかにもいろんな技を習得したのだ 

夢(趣味のあれを参考にして・・・ね)

夢「なんだか不思議です」

霊「はぁ?」

夢「貴方をどこかで見た気がするのです」

霊「あってないわよ」

夢「ええ、だって会っていませんもの」

そんなことを口にして、自分で作った魔導書(と行ってもただのメモ的なもの・・・)をパラパラと開いてピタッと手を止めた

夢「『霊符・・・博麗幻影』!!!」

霊「!! あんた・・・それ・・・・。」

夢「え・・・?! れ、霊夢・・・さん?? 博麗霊夢さんですか!?」

霊「そうだけど・・・知ってるの?」

夢「しってますよ!!!!!!」


61Na†umマキ★ワサラー団破壊神鬼霊夢Petora兵長 団長◆8BYfGxHt8w
2016-11-29 21:34:16
ID:DfGehJFk

>>59-60

すると魔法使いが霊夢に話かけてきた

夢「あらあらあら~ 短気な巫女ですねぇ?」
霊「。。。さっきの。。。魔女っ娘」
夢「魔女っ娘じゃありません!! 大魔法使いです!!」
霊「同じでしょ?」
夢「全然違いますよ・・・」

霊「。。。まあいいわ 何の用かしら?」
夢「ふふふ、どんな方なのかと思ったから話しかけたまでですよ」

霊夢はその魔女っ娘と話ながらもどんどん攻撃するが、もっと魔物が出てきた

霊「ちょっと! 見てないで手伝いなさい!!」
夢「いいですよ!」

霊夢は魔女っ娘夢生にそう言うと、夢生は

夢「なんだか不思議です」
霊「はぁ?何がよ?」
夢「貴方をどこかで見た気がするのです」
霊「会ってないわよ」
夢「えぇ、だって会っていませんもの」

夢生がそう言うと魔導書?かメモ用紙的なものを取り出したそれをパラパラと開いてピタッと手を止めるそして……それを見た霊夢は驚く

   霊符。。。博麗幻影_______!

霊「!! あんた。。。それ。。。。」
夢「え。。。?! れ、霊夢。。。さん?? 博麗霊夢さんですか!?」
霊「そうだけど。。。知ってるの?」
夢「しってますよ!!!!!!」

霊夢は自分の技…いや、スペルが他の奴に使われたのを見て驚く。そしてその夢生が博麗霊夢という名を知っている事にも驚く霊夢は陸に戻るとそこに高杉、椿が来た

高杉「気がすんだのか。。。って夢生!?そういやいたか」
椿「あれ?どこかで会ったよね?」
夢生「ちょっとそれ酷くないですか!?」
椿「まぁまぁ冗談だけど。。。なんで」
高杉「なんで。。。」
霊夢「なんで。。。私のスペル使えるのよ」

三人は夢生に同じ事を同時に聞いた

62夏目†夢生 ワサラー団副団長! (シス&ブラコン❤)◆jay6QQeYJY
2016-11-30 00:17:06
ID:9DdOR6V.

椿「まぁまぁ冗談だけど。。。なんで」
高「なんで。。。」
霊「なんで。。。私のスペル使えるのよ」

私は戸惑った
スペル・・・と言っても見たものを元に、魔法を積み重ねてつくったただの形式が似ているだけの攻撃魔法なのだ

そもそもなぜこれを参考にしているのか

それは避けにくく、被弾すると威力が上がっていることがある。
被弾すると動きも鈍くなるからたくさん向かってくるとどうしようもなくなる
近戦専用のハンターにはとても役に立つ・・・

・・・どう説明しよう

夢「え・・・と・・・・何ででしょう?」

椿「・・・」
高「・・・」
霊「・・・まぁ、後でじっくり聞くとするわ」

椿「そうだな」

夢「今は目の前の敵に集中しましょう」

私はすぐさま頁をめくると次々とスペルカード風の魔法を使う

夢 「禁弾「過去を刻む時計」 無意識「弾幕のロールシャッハ」
   花咲爺「シロの灰」!!」

63破壊神Na†umマキ★Oni-Petora兵長ワサラー団 団長◆8BYfGxHt8w
2016-11-30 20:37:03
ID:VyTEnzRc

>>61-62

夢生は戸惑った。すると

夢「え・・・と・・・・何ででしょう?」

誤魔化すように言う夢生三人はジーと見た
椿「・・・」
高「・・・」
霊「・・・まぁ、後でじっくり聞くとするわ」
椿「そうだね」
夢「今は目の前の敵に集中しましょう」

とりあいず話を後にし周りにいるこの魔物達を倒すことにした。
そして夢生は次々と霊夢の知ってるスペルを出した

 禁弾 過去を刻む時計 
  無意識 弾幕のロールシャッハ
   花咲爺 シロの灰!!

高杉「お前本当にどこで知っだよそれ。。。まぁとりあいずこいつらを先に殺さなきゃなー」
椿「そうだね。。。一気に片付けるかい?」

霊夢はまた空に飛びどんどん弾幕を打っている。二人はその場で話しながらいちいち来る魔物を斬っている。

高杉「そうだな。。。流石に霊夢見たいになるのはなぁまぁいいかやるか椿」
椿「分かったやるんだね」
高杉「おい!!夢生!この場から離れろっ!!」
夢生「えぇ!?なんでってもしかして。。。逃げよう!」
霊夢「思いっきりやるのか?なら手を貸すぞ?」
高杉「あの技やるか?」霊夢「えぇ。。。クスクス」
夢生はいま戦っている場から一旦離れると目の前に結界が貼られ三人を見ている。

   _______須佐能乎_____!

二人からだんだん鎧を纏った人型があらわる高杉は黒、椿は青。そして二人の須佐能乎は天狗に変化し高杉の体に駁模様の呪印が現れ首に白黒の禍玉が出来た。椿には須佐能乎に呪印模様が出来た。そして二人は須佐能乎の翼で飛ぶ。
そして

霊、高
 __絶望 “鮮血の結末“ 滅__
椿
___魔神 死狂い 散___
椿、高
_____五重結界___

結界の上空に巨大な渦巻きが現れ魔物達は急に暴れ出し地面に陣が貼られた。巨大な渦巻きが現代人最大の天敵現実も何もかも全てを飲み込み陣から破裂したりと魔物が片付けるられそして何もかも消え結界内が現実も消え巨大次元の穴が開かれている

高杉「おぉー結構な状況だな」
椿「久し振りにこんな景色みた気がする」
霊夢「椿の死狂いっていいわね高杉のもそれにしてもスッキリしたわ」

三人はそう会話しているが下でそれを見た夢生はしりもちをしていた
三人は陸にもどり高杉、椿は須佐能乎を解除し夢生の元に向かう。

霊夢「どうしたのよしりもちなんてしちゃって」
夢生「。。。。いや。。。結界の中から叫び声とかして。。。」
高杉「それは俺と霊夢のやつだな使えないやつは大抵なにか聞こえる死狂いもそうあれも同じだ」
夢生「あ。。。そうなんですね。。。アハハ。。。」
高杉「こりゃダメだな。。。ちょっと待ってろ。。。あったこれ飲め」

高杉が取り出したのは万能材の飲み薬それを夢生に飲ますすると………

夢生「。。。あれ?体凄く軽いなんで?気持ち悪くもない!」
椿「それは、アロエとバラの性質を少しだけ入れた飲み薬だよアロエは万能とも言われて昔から使われててバラの性質はまぁこの世界とは違うけどアロエと少し同じやつとかあるんだよ」
夢生「なるほど。。。」

夢生は椿の分かりやすい説明により納得した。すると高杉が

高杉「それやるよいくらでも持ってるからなもうひとつあるからそれもやる遠慮しないで貰え」
夢生「え?あ、はい分かりましたありがとう御座います」
高杉「それと。。。お前はなかなかの才能出しなちょっと頭貸せ」

高杉は夢生の頭を触った。高杉が離す

夢生「これって!?」
高杉「お気に入りの技だよあげてやる」
霊夢「へぇーじゃあ私もこれあげる」

霊夢があげたのはスペルカード二枚渡したこの世界での住人は使えないが……夢生か持つと輝きながら消えたが夢生は……

夢生「いいんですか!?これ!」
霊夢「えぇいいわよ」
椿「じゃあ我も」
夢生「この技!。。。ありがとう御座いますっ!皆さん!」
三人「いいのいいの」
高杉「まぁさっき使ったのは教えられないがな。。。教えて欲しければこっちに来てもいいけどね」

高杉は夢生の耳元で言ったするとうめき声がしたその方向をみると多数の魔物が………だが100匹くらいだ

高杉「まだいたか。。。行くか椿、霊夢」
霊夢「えぇ」椿「行こう」

64コギト=エル=ゴスム ◆gm14eVllVk
2016-11-30 21:38:43
ID:KIPsvIKQ

───パチンッ
指を鳴らす音がした。
ファレルは、いや皆は辺りを見渡していた。

「魔物は…魔物は何処へ消えた…?」
ファレルは言う。

魔物が、突如として消えたのだ。

「……俺たち以外の気配を感じるが…何者だ?」
高杉は言った。

「お呼びかな?」
突如、闇から"黒いコートを纏う者たち"が現れた。
全員顔がフードで隠れており、解らなかった。

「貴様らは……機関!?」
ファレルには彼らは機関だという確信があった。

「…その通りだ。」

ハーシーはここぞとばかりに
「お前ら…確か魔王の復活を目的としてるんだってな。なら、ここで倒すだけだ!」
と言う。

彼らは「…すっかり我らが悪役者扱いだな。」
と冷笑し再び闇に身を隠した。

ファレルは
「待て!」と止めるが、姿を現すことはなかった。

65コギト=エル=ゴスム ◆gm14eVllVk
2016-11-30 21:51:41
ID:KIPsvIKQ

その後。機関の城にて──。

「……」

「フフ、このゲーム、なかなか楽しめそうだ。」

「…楽しむだと…?我らに楽しむ余地などない。」

「お堅いねぇ。」
「ま、それよりも…さ。」

「……気づいたか、そうだな。」

「討伐隊員は、魔物の心を解き放つことができる…。」

「恐らく……魔物達の心と魔王の憎しみに震える念が引き合っているのだろうな。」

66破壊神Na†umマキ★Oni-Petora兵長ワサラー団 団長◆8BYfGxHt8w
2016-11-30 23:04:22
ID:VyTEnzRc

>>63-64

残り100匹を倒すため走る四人。そしてその瞬間パチンッ!という指鳴らしと同時にさっきまでいた魔
物が消えた。四人は止まって辺りを見渡した他の五人も止まって見渡した。

ファ「魔物は…魔物は何処へ消えた…?」

男は言った

高杉「……俺たち以外の気配を感じるが…何者だ?」
 (この気配。。。。さっきの視線と同じ。。。ん?。。。!?)
??「お呼びかな?」
高杉が言ってそう考えていると暗闇から黒いコートを纏った者達が突如現れるそいつら全員顔がフードで隠れており、解らない。恐らく機関だ。それを思った事を言ったのは討伐隊?だった男

ファ「貴様らは……機関!?」

男には彼らを機関だという考えが一緒だった。そしてその集団の中の一人が答えを言った

??「…その通りだ。」

そう言った。ならば……殺すだけだ!と刀を構えたが先にもう一人の男が斬ろうとした

「お前ら…確か魔王の復活を目的としてるんだってな。なら、ここで倒すだけだ!」
と言ったすると集団……いや、機関は再び闇に身を隠そうとする。そして

「…すっかり我らが悪役者扱いだな。」

と黒い笑いをしながら言って消えた

男は
「待て!」と止めるが、もう機関の姿はない。
高杉、椿は刀を鞘に納め言う

高杉「さて。。。俺らは帰る夏の国を守れたんだ。。。充分だ」
椿「今回は、こっちも異変に気付いて来てそこに貴様ら討伐隊が偶然いただけの事。。。そして様子を見て協力しただけの事。。。ここから先の事情は貴様ら討伐隊の仕事でしょう?こっちはそっちの事は触れないので。。。それじゃあ」
霊夢「魔理沙みたいな奴また今度あってみたいわねそれじゃ」

霊夢は元の姿に戻ってそう言い三人は歩を進めた城へと

高杉「あぁー。。。そうだ、あの次元の穴はそのうち消えるから大丈夫だからーそんじゃあ」

67O,T
2016-12-01 00:42:19
ID:oFB75e8U

魔物達は実に多種多様であった。
肉くらい簡単に引き裂く鉤爪を持った者。
中に浮かんだ目玉。
死霊の兵士、大型の狼、クジラ以上の巨体を誇る巨人。
どれもこれも恐ろしい、「魔物」の名に恥じぬ力を持っていた。
しかし百戦錬磨の討伐隊には歯が立たない。
切り刻まれ、凍結させられ、貫かれ、夥しい群れは蹂躙されていく。

私はどうしていたか?
もちろん私は討伐隊を追ってきた者。
魔王からJを救った事だってある。
今更恐れてなんていられない。
能力をフルに使い魔物共を千切っては投げ千切っては投げ、死体の山を築いてみせた。

・・・といいたい所だが現実は非情だ。
さて本当の私の華やかしい功績を挙げてみよう。

まずこっそりJの懐に潜り込んだ。
私の入った写真をポプラに運ばせたのだ。
あの場の誰にも見られずにだ。(もっとも委員長やらやあのクソカス共は私の存在に気付いているがね)
この時点で我ながら大したヤツだと思うよ・・・。誰か勲章をくれ。

二つ目、相棒に撮影をさせた。もちろん私は外へは出ない。
おかげで良い写真が何十枚も撮れた。
最近、ちゃんと定職を取ろうと考えている。
この特ダネを出版社に売りつけて記者としてデビューしてやろう。
この能力があれば編集長にのし上がる事くらい容易い。
そして私を村から追い出しあろうことか下着泥棒のレッテルを貼りやがった村のバカ共を見返してやる。

盗撮していただけじゃあないぞ。
ちゃんと勇敢に戦った。
雷や炎を取り出して怯ませた。
先程も魔物の目玉を見事焼いてやった。
この素晴らしい活躍によりJに攻撃のチャンスを与えたのだ。
さぁ勲章を出せ。

・・・あまり、目立ちすぎるのはマズイ。
近くにいるのがJだけだからまだいい、しかし魔法使いやら能力者に相棒が見つかればどうなるか。
魔物と勘違いされヤツらと同じ末路を辿るハメになるだろう。

唐突に戦闘は幕を下ろした。
幻覚でも見ていたかのように夥しい程の魔物が跡形もなく消え失せたのだ。
あのクソカス共がなにかしたのか?それとも妙なマスクの男がどこかへ瞬間移動させたのか?
そのどちらでもなかった。

魔物の代わりに男達が現れる。機関だった。
全員黒づくめ、恐らくそれが彼らのユニフォームなのだろう。
これから第二ラウンドが、ついに機関との戦いが始まる・・・と思いきや連中は二言話しただけで消えていった。
私はシンパシーを感じるな、などと呑気な事を考えながら撮影を続けていた。

68◆X5668N6XH6
2016-12-08 23:37:52
ID:eeABU04I

age

69尽きない疑問符◆X5668N6XH6
2016-12-09 00:23:00
ID:.keR50pU

ある者は大剣を振るい、ある者は魔法を駆使し、ある者は荒技を用い__そうそう、丁度ハーシーのように骨を砕かせて脳幹を貫くような戦法で、次から次へと魔物の軍団を葬り去る。とうに百匹前後は倒したろうが……魔の群れは寧ろ、より密度を増してきている気がする。無論敗北は無い、だが勝利も見えない。魔物達が根負けしてくれるまで戦い続けるか、さもなくば__微量の恐怖と久々の高揚感が頭を突き抜ける。さて、次は誰を屠る? まずは真正面のボンクラから引き裂いてやろうか。ハーシーは爪の硬化を解くのすら忘れ、赤褐色がこびり付いた刃を真っ直ぐに振り下ろす。風圧に削がれた血糊が飛散し、銀の刃は吸い込まれるように魔物の脳天へ向かっていき……

パチン

「おわぁっっとっ! っとっと……」
ガスリと、地面を削る鈍重な音。ボロ布は見事に醜態を晒すこととなった。刃を引き抜こうと再び力を込めつつ辺りを見回す。醜態とまではいかないまでも、皆それぞれが困惑と喫驚の表情を浮かべていた。一体、この一瞬に何が起きた?

解答は存外早く示された。引き抜いた刃に映り込む、見えてはいけない筈の者達。巫山戯た言葉の組み合わせ方は、声の持ち主の正体を高らかに宣言していた。ならば話が早い、此処で仕留めてしまえばこっちのもの。ハーシーは単純明快な名采配を見せつけんと一歩前に歩み出る。

「アンタら…確か魔王の復活を目的としてるんだってな。なら、ここで倒すだけだ!」

言い終わるよりもずっと疾く、【死神】が動いた。刹那の隙を突いて男達の前に瞬間移動、心臓部を貫かんと仕込み杖が唸る。だが、時既に遅し。剣は空虚を切り裂くに留まった。

『……取り逃がしました、ね。惜しいことをしてしまった。』

何処と無く悔しさの滲む声がマスクにくぐもる。ルミナは片手で数回杖を振り回すと、パッ、と手を離しながら元の直立姿勢に戻った。杖はいつの間にやら老紳士を残して何処かへと消えてしまったようだ。
彼は背後の仲間達へと向き直り、言葉を紡ぎ出す。

『でも、これで幾つか分かったこともありますね。まず一つ、組織は確かに存在している“”ということ。そしてもう一つ、“魔物は野生動物ではない”ということでしょうか。』

(分けます)

70尽きない疑問符◆X5668N6XH6
2016-12-10 21:06:59
ID:kl40pwW.

「“組織は最低限の実力を有している”、ってのも重要だろうよ。まあ、分かったことと同じくらいに謎も増えたけど。」

 すかさずハーシーも口を挟む。手に持っている刃は、ほんの少し先端部が欠けていた。刃を持ち上げ、欠け口の形状を確認。他には目立った損傷もない、戦闘の続行は可能か……。

と、ハーシーが苦笑を漏らした。刃を下ろしたら、“偶然にも”ジェーナと目が合ってしまったから。対するJは相変わらずのポーカーフェイスを貫く。だが__二人はどうやら、互いの視線に共通項を見出したようだった。ブルンと片手で得物を振るい、視線をとある方向へと向ける。徐に、ハーシーの口が開いた。

「例えば……“機関の奴らがどうやって俺達の居場所探り当てたのか”、とかよォ〜。案外“草”ってのがいるのかも知れないな。ほら、不思議には思わねーか。ええ?」

視線の先にある者、それは他ならぬファレル・カーライル。フェンスの意味を問うた時とはまるで違う、鋭い双眸が彼を射抜く。

「いや、あんたのこと疑ってるわけじゃあねぇんだ。ただちょいと違和感があってな……。その矢文、“本当に元討伐隊から送られた”のか? 何か裏付けがあるんなら別だ、けど名前さえ知ってりゃ誰でも騙ることは出来るわけで__」
〈ようやく気付いたところ申し訳ないが、此処では止めておけ。或いは機関の奴らに聞かれている可能性がある。〉

Jの一言がハーシーの追求を遮る。なるほど確かに機関の者達は瞬間移動というより、“最初から全体を俯瞰していた”かのような態度を取っていた。可能性は大いにある。ハーシーは“だな”と軽く頷いて一歩引き下がって見せた。

〈しかし、手頃に訊問……否、情報の整理が出来る場があればいいんだが。〉
『そういうことでしたら』

空を見上げ、呟くJ。そこに人差し指を立てながらルミナが歩み寄ってきた。

『丁度御要望に沿った場所をいくつか知っていますよ。そうですね……“悪魔の森”なら、組織の者も追ってくるのは難しいのでは? 我々の動向も探られにくいでしょう。』

彼の提案は、なんと“悪魔の森”の内部に向かうというもの。当然森に入れば別の危険が付き纏うことになる、あまり賢い選択とは言えないだろう。皆、あまり良い表情では無い……ただ一人、何かに納得したようなハーシーだけを除いて。

「ああ、“悪魔の森の素敵な場所”ね……。その言い方じゃ、初見さんには通じねぇと思うぜー。あ、みんな安心してくれや。全員纏めてコイツが連れてってくれる。魔物とは縁遠い場所にな。」

ハーシーは、敢えてぼかした言葉遣いで場の全員に語り掛ける。魔物とは縁遠い……“悪魔の森”の状況とは合致しない内容の勧告。つまり、それが意味することは__

『ファレルさん、此処に居続けるのは貴方にとっても宜しくないでしょう。取り敢えず、穏やかに語らえる場所に移動しませんか?』

“勿論、移動するかどうかは皆さんに委ねますが”、ルミナは付け加えて告げる。虚無から再び杖を取り出した彼は、片手で静かに自身の前へと持ち上げた。杖の先端が陽光を受けて輝きを放つ。

『同意される際には、この杖に触れてください。この杖が場への鍵となります故に。』

71コギト=エル=ゴスム ◆gm14eVllVk
2016-12-11 00:43:58
ID:DXP4FdPE

>>70
「例えば……“機関の奴らがどうやって俺達の居場所探り当てたのか”、とかよォ〜。案外“草”ってのがいるのかも知れないな。ほら、不思議には思わねーか。ええ?」

そう言いながら、ハーシーは他ならぬファレルに目を向ける。その鋭い眼を。

ファレルは険しい顔を更に少し険しくさせる。

「いや、あんたのこと疑ってるわけじゃあねぇんだ。ただちょいと違和感があってな……。その矢文、“本当に元討伐隊から送られた”のか? 何か裏付けがあるんなら別だ、けど名前さえ知ってりゃ誰でも騙ることは出来るわけで__」
〈ようやく気付いたところ申し訳ないが、此処では止めておけ。或いは機関の奴らに聞かれている可能性がある。〉

(別に疑われていたのを気にかけていたんじゃあない…ただ別に気にかかることがあったのだ。)

〈しかし、手頃に訊問……否、情報の整理が出来る場があればいいんだが。〉
『そういうことでしたら』

曇天と化した空を見上げ、考えるJ。そこにルミナが提案をする。

『丁度御要望に沿った場所をいくつか知っていますよ。そうですね……“悪魔の森”なら、組織の者も追ってくるのは難しいのでは? 我々の動向も探られにくいでしょう。』

──そうルミナは提案した。
ファレルはそう言うのなら何か策でもあるのだろうと考えていた、だがそこはファレル。疑り深い性格故にあまり良い顔はしていない。いや皆もだ。ただ一人、何かに納得したようなハーシーだけを除いて。

「ああ、“悪魔の森の素敵な場所”ね……。その言い方じゃ、初見さんには通じねぇと思うぜー。あ、みんな安心してくれや。全員纏めてコイツが連れてってくれる。魔物とは縁遠い場所にな。」

ハーシーは皆に案ずるなと促す
敢えて仄めかした言葉で。

『ファレルさん、此処に居続けるのは貴方にとっても宜しくないでしょう。取り敢えず、穏やかに語らえる場所に移動しませんか?』

“勿論、移動するかどうかは皆さんに委ねますが”、ルミナはそう言い虚無から再び杖を取り出した、片手で静かに自身の前へと持ち上げた。杖の先端が陽光を受けて輝きを放つ。

『同意される際には、この杖に触れてください。この杖が場への鍵となります故に。』

「……私は行こうッ ルミナさんたちを信用させてもらう。」

私の勘が違ったら違ったなりに策は考えてある。

72破壊神Na†umマキ★Oni-Petora兵長ワサラー団 団長◆8BYfGxHt8w
2016-12-11 23:22:10
ID:pGm8f.b2

>>66

>>66

そう言い残し開いた次元の穴へと入る
時空間が歩き一分もしない内に城の近くに着くそこは誰も通らない路地裏で道が暗いそこから三人は歩こうとすると……

高杉「ん?。。。!?」

錫杖が目の前に飛んで来たのだ。三人は避けたすると………

??「流石、最強で最凶の暗殺者天月、椿と異国者の霊夢。。。」

いつの間にか後ろに五人の麦のデカイ帽子で顔を隠した黒い集団が現れる。三人は体制に後ろを向き体制に入るがその後ろにも五人の集団が現れた。三人は黒い集団に囲まれた

高杉「チッ。。。面倒だな」
霊夢「あんた達何者?。。。さっきの機関とは違うみたいだけど?」
??「我らはこの世界で言う魔王を復活させるなどする集団ではない。。。」
椿「じゃあ。。。一体?」

椿がその質問をするとリーダーらしき人物が手をあげると手下は錫杖を降ろすそれを見て三人も降ろすリーダーらしきが質問に答えた

??「我等は天導衆天照院・奈落、竜王院・極楽などの最強暗殺組織が集った組織。。。神王院・神羅」

その名を聞いて高杉と椿が反応した
高杉「!?。。。奈落。。。極楽。。。だと。。。」
椿「。。。どういうこと?」
高杉、椿『奈落はもう壊滅したはずだろ?俺達の手で』
??「あの時は危なかったな。。。まさかアイツの弟子があんな事するとはな。。。全く大したものだなまぁあのままアイツが生きていたらお前らも死んでただろうなどんな力を持とうと。。。そうだ今ここで言うか。。。お前の両親を殺したのは奈落だったお前らの師匠だぞそんな事も知らんで師匠と言ってるのか?笑わ_____________

瞬間、高杉がリーダーを斬った

手下は錫杖で抑えようとするがリーダーが止める

??「ふん。。。所詮は暗殺者なのだよ貴様らは。。。そろそろ退くか」

集団は闇へと消えて行く

高杉「待ちやがれ!」

高杉がまた斬ろうとするがもう居なかった

椿「もう帰ろう城に。。。」

椿がそう言ったが高杉は動かない

椿「どうした高杉行 ______________
高杉「アイツらは恐らくこの世界の魔王を殺した後この世界を支配するだろう。。。なら先にこっちから殺せば彼奴らとも会えるだろ。。。だから行くぞ椿。。。魔王をもう一度殺しに」


73破壊神Na†umマキ★Oni-Petora兵長ワサラー団 団長◆8BYfGxHt8w
2016-12-11 23:40:29
ID:pGm8f.b2

>>72

椿「。。。行くんだね?」
高杉「あぁ。。。悪いが霊夢お前は城に居てくれ」
霊夢「はいはいどうせ言うと思ったわよ行ってらっしゃい」
高杉「あぁ行く」

するといきなり次元の穴が開かれた

白亜「私達も行くわ!」
黒子「私達も行きたいです」

いきなり二人が出てきてそんな事を言った

高杉「やっぱりどっからか隠れて。。。駄目だ来るな」
霊夢「いいじゃない行かせれば?」
高杉「お前まで。。。」
白亜「どうしても行きたいのあの時の恩返しとして。。。」
黒子「あの姿にならないようにそれに私達も強くなりたい。。。」
『だから行かせて下さい。。。!』
高杉「お前ら。。。」
レミリア「行かせてあげてこの子達さっきの聞いて準備までしたんだから椿と柊夜の分まで」
高杉「レミリアまで!?。。。はぁ分かったよ一緒に行くか」
『!。。。ありがとう御座います!』

二人が礼をした。

レミリア「城に何も問題は起きて無いわ王様とかもう無事帰ったわ」
霊夢「だから私達にあとは任せて行きなさいよ」
椿「すまないな今回は」
レミリア「礼をするのは早いでしょ?それは私達にお土産買ってからにしなさい」
高杉「へいへい買っておきますよ」
二人「。。。じゃあ行ってらっしゃい」
高杉「この世界のフランに言っといてくれ絶対次は渡すって」
レミリア「分かったわ。。。フフっ」

高杉と椿は朝日が登り始めた光へ進んだ

74夏目☸夢生☯ワサラー団副団長! (シス&ブラコン)◆jay6QQeYJY
2016-12-14 00:25:25
ID:sXlUIgvA

夢「はぁ・・・いきなり魔物が消えたと思ったら、次から次へと」

私は正直うんざりしていた
気になる点は何個かある

―――なぜ、異世界の者がいるのか
―――魔王を蘇らせる組織をどうしろというのか
まあ、魔王の方は倒せということなのだろうけど、調査からさせるとか
・・・まじないわ

レ「ふ~ん・・・あれが魔王を生き返らせようと言ってる・・・」
ミ「あれは、組織のほんの一部といったところか」
ネ「・・・めんどくさいわねぇ・・・。」
夢「はいはい! めんどくさいけど我慢!我慢!!」

75るりるん@瑠璃
2016-12-17 17:32:28
ID:hqgsybEY

>69-71

 消えた魔物に突然現れてすぐに去った機関。謎は増える一方で、どこから見られているかも分からないような状態では迂闊に話すことも出来ない。じゃあどうしろっていうのよ......。私は目の前の出来事についていくのに必死で、だいぶ混乱していた。どこかで一旦落ち着きたい、と思っていた私にとってルミナさんの提案はとてもいいものだった。だが、

 『……“悪魔の森”なら、組織の者も追ってくるのは難しいのでは? 我々の動向も探られにくいでしょう』

 “悪魔の森”って、それ大丈夫かな......?

 それを言おうか黙っていようか迷っていると、ハーシーさんが口を開いた。

 「みんな安心してくれや。全員纏めてコイツが連れてってくれる。魔物とは縁遠い場所にな」
 
 彼が言うなら大丈夫だろう。だってこの2人、初めて会ったときも一緒にいたし。

 『同意される際には、この杖に触れてください。この杖が場への鍵となります故に』

 その言葉にファレルさんが杖を掴んだ。私もそれに続く。

 「わっ、私も行きます!!」

 ......これで滅茶苦茶危険なところだったらどうしようかな。



 

76J◆kZDFwAt8do
2016-12-21 15:07:35
ID:Qlo06Vxg

>>70

ペストマスクを着けた不気味な男は自分の見解を解説するように言葉を発した。先程の黒い服装に身を包んだ者達を取り逃がした事を悔やむ事なく、冷静に自身の意思を言葉に反映させている。
その見解にボロ布の男も言葉を挟んできた。

互いに疑いに疑いを覆い被せるような会話、この場所へ案内してきた水先案内人が考察の的になった所で俺はそれを遮断した。このままではごった煮になってしまって結論が遠ざかってしまう。だから俺は遮断と同時にこの場で組織達の考察を考えるのは危険だと警告した。

落とし穴に入ってることに間違いは無いのだから、だったら人知れず場で考えれば良いとペストマスクの男は単純で明快な提案をし、自分のテレポート能力で連れていってやろうと皆に伝えたのだった。


「そのテレポート能力は、大型の荷物も一緒に運べるのか?」

俺は彼の杖に触れる前に質問した。

「えぇ、問題ありません。常識の範囲内であれば。」

「なら待ってくれ。」

その答えを聞いて、俺はこの隔離区域に入る前に駐車しておいた大型輸送バイクを持ってくる。
手に握っていてる複合剣も分解してバイクに収納すると、俺は片手でハンドルに触れながら彼の杖へ手を置いた。

77酒場【明けの明星】◆X5668N6XH6
2016-12-29 18:56:22
ID:sIv605C2

ルミナが差し出した仕込み杖、個々で思うところはあったようだが、最終的には同じ選択をしてくれたようだ。改めて全員が揃ったことを確認し、老紳士はマスクの奥で笑みを浮かべた。

『では発ちましょうか。初めての方は目が眩む可能性がありますので、目を閉じることを推奨させていただきます。それでは、3・2・1……』

0のカウントを置き去りにして、皆の姿が消失する。後には、復旧の兆しを見せる荒涼の地に、風が虚しく土を巻き上げるばかり……

【場所:不詳 酒場 -The morning star- 前】

「よっ__とッ! っとっと……。 アイツ、独りで行きやがったな……! あー悪い、アンタら。ルミナは“先に”行っちまったみたいでよ。」

一瞬のうちに浮遊感が通り過ぎると、光景は先程とまるで違っていた。何処か神秘的な空気の漂う地は、悪魔の森のそれと対極にあるかのような雰囲気を醸し出す。が、不思議なことに、連れてきたルミナの姿が何処にも見当たらない。残された一人であるハーシーは、ポリポリと頭を掻きながら皆に振り返った。

「多分ルミナは彼処の中。アイツあんな風して酒場の経営しててさ、それがあの小洒落た建物。ついてきな。あ、もう分かったろうけどここは悪魔の森とは無関係。」

ハーシーは指を一点に向けて差す。その先には、確かに黄色の柔らかな光が漏れる建物があった。彼は言葉を残し、頭の後ろで手を組み歩き出した。口笛の音が高らかに曲を奏でていく……

曲が丁度終わった頃に、ハーシーは木造りの扉の前へ立っていた。打ち付けられた釘に掛かる、“OPEN”の小板。カランカラーン、と鈴の音を響かせて、ハーシーは本日2回目の入店を果たした。

『フフ、先程は失礼しました。片付けを済ませていなかったことを思い出しまして……』
「馬鹿、んなのどうでも良いことだろ。ったく、人に案内放り投げやがって。てか普通は出る前に片付けるよな?」

カウンターの奥に、見慣れない老紳士が一人立っている。銀の装飾眩しい黒ベストに、白いシャツと蝶ネクタイ。柔らかな笑みに銀髪とアンバー色の瞳、そして眼鏡……いかにも“酒場の主”であることを示すかのような風貌の彼。とはいえ、彼が何者かはすぐに察しがつくだろう。カウンターの奥には、先程の仕込み杖と燕尾服、そして特徴的なペストマスクが武具に混じって置かれている。つまり、彼こそがルミナ=ウィリアムズであるというわけだ。

カウンター席にはすでに、ハーシーが腰掛けていた。見れば、カチカチと一定のリズムを刻む柱時計と、その傍らにテーブルもいくつか用意されている。何方の席にも、丁寧にグラスが逆さで置いてある。酒場の主、ルミナが口を開いた。

『では改めて……私は、ルミナ=ウィリアムズです。一応名乗らせて頂きますね。人によっては、私を見るのが初めてということもあるでしょうから。』

カウンターの中から、扉を開けて入ってくる人に挨拶をするルミナ。ハーシーの持つグラスには何か__恐らくは出発前の最後の一杯の残りだろう__が注がれていた。魔力灯がもつ独特の柔らかな光が、店内を満たしていた。

『申し訳ありませんが、まだ何処に何方が座るかがわからなかったもので、まだ飲み物の準備が出来ておりません。何方に座って頂いても結構です……皆さん飲み物のご希望はありますか? 』

78JJJ◆kZDFwAt8do
2017-01-30 00:06:32
ID:3jQfMGT2

俺は何度かテレポートというものを経験した事がある。傭兵時代に、何度か特殊任務で座標移動させられたのだ。
今、自分はバイクのハンドルを握る感覚を脳で感じながら、空間をぶっ飛ぶ感覚も感知している。慣れてしまえば「自分が空間とその合間に挟まれている」という感覚を分かるようになってくる。俺はそれが出来るまでテレポートは慣れているのだ。

奇妙な感覚が消えて、意識のある中で意識が戻る。
視界情報が脳に届くようになり、俺は洒落た酒場の前に立っている事を把握する。

「よっ__とッ! っとっと……。 アイツ、独りで行きやがったな……! あー悪い、アンタら。ルミナは“先に”行っちまったみたいでよ。」

皆もようやく意識が戻ってきたのか、ボロ布の男が謝罪の言葉を皆に贈った。俺は特に気にせず、その場の流れに従って彼の後を追って酒場へ入店する。他のメンバーも後ろからついてきた。

酒の仄かな匂いが漂ってきた。

79コギト=エル=ゴスム ◆gm14eVllVk
2017-01-31 22:37:00
ID:RA0zTnDQ

一番ファレルが心配していたのは…ルミナのマスクの奥でどんな表情をしているか…だ。

『では発ちましょうか。初めての方は目が眩む可能性がありますので、目を閉じることを推奨させていただきます。それでは、3・2・1……』

私はカウントが刻まれてる間にサングラスをかけた。その刹那、私たちは眩い白光に抱擁された。

見よ、前方の景色を!
辺りは『悪魔』の森という異名に相応しくない神秘的な空気感に包まれている。
ハーシーがそれを語ってくれたようだ。

「よっ__とッ! っとっと……。 アイツ、独りで行きやがったな……! あー悪い、アンタら。ルミナは“先に”行っちまったみたいでよ。」

「多分ルミナは彼処の中。」

「アイツあんな風して酒場の経営しててさ、それがあの小洒落た建物。ついてきな。あ、もう分かったろうけどここは悪魔の森とは無関係。」

そう…悪魔の森とは対極なのだ。
ハーシーは持ち前の陽気さを見せるように口笛を吹きながらOPENの看板を提げた酒場 ─morning starへと足を運ぶ。
涼やかな鈴の音色と共に老紳士は現れる。

『フフ、先程は失礼しました。片付けを済ませていなかったことを思い出しまして……』

そう…彼は酒場の主ルミナ=ウィリアムズ。
そう答えたルミナにハーシーは憤りを隠しきれないようだ。
「馬鹿、んなのどうでも良いことだろ。ったく、人に案内放り投げやがって。てか普通は出る前に片付けるよな?」

動じないルミナ。
それを華麗にスルーしながらの挨拶。
まったくブレがない。
『では改めて……私は、ルミナ=ウィリアムズです。一応名乗らせて頂きますね。人によっては、私を見るのが初めてということもあるでしょうから。』

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