南雲のひとやすみ部屋

449南雲◆ZTci2/P9sc
2017-07-17 03:20:55
ID:MYR7JVqc

>>445
ブラックジャックはそれでピノコを治してるけど、造血機能まではどうしようもないんじゃないかな。
白血病の治療法は骨髄移植だけだね。これでうまく造血機能が回復できたら治るみたいだけど。

ずっと勝ち組にいた人が聞けば負け惜しみみたいに聞こえるけど、挫折して初めて開ける世界って大きいと思うよ。本当に負け惜しみじゃなくて。もちろん好きこのんで挫折はしないけど、結果論で言えば、いったん挫折して復活した自分はある意味理想的だったなと思う。最後まで挫折しっぱなしはやっぱり嫌だし、でも挫折経験は役に立つ。ナチュラルだって、神戸大に受かるとしたら、高校入試で成功して順調に神戸大に行くよりも、いったん挫折してそこから神戸大に行くほうが、人生的に学べることが多いと思う。

どうだろうな。私は掲示板で論理的に説明しても偏見は覆せないと思うな。論破することはできても、納得させることは難しいと思う。偏見というのは理屈抜きの思い込みだから、どんなに理論的に説明しても屁理屈だと決めつけられそう。

孔明がそんな論破をしていったことはフィクションだったような…孫権を説得したのは史実だけど。呉の国論は二分されていたけど、周瑜が主戦論だったから孫権もそれに従った。周瑜は誰もが敬服する天才で、孫権の兄の妻の妹の夫という関係にある。ずっと後、孫権が皇帝の位についた時、孫権はすでに死んだ周瑜のことをほめたたえて、降伏論の代表者だった張昭に「おまえの言うことを聞いていたら今の私は無かったぞ」と皮肉を言ったらしい。これは史実。

中国史のいろんなエピソードは春秋戦国時代が一番面白いと思う。その次が三国時代かな。授業では春秋戦国なんて何もやらずにすっ飛ばすでしょ。でもあれは中国の基本的な形をどう作っていくか試行錯誤の時代で、その結論が秦だったわけ。でも秦はすぐに滅んだから、その修正バージョンが漢。のちの王朝はぜんぶ秦漢をモデルにした発展形だからね。だからその最初の形を試行錯誤の末に作った春秋戦国が一番面白いと思う。

孔子なんか今では思想家扱いだけど、本人は政治家のつもりなんだよね。でも孔子は政治家としては使えない。本人の意図とは別に思想家として大成してしまった。そして喧嘩板に来たらおそらく最強無敵を誇りそうなのが孟子。こいつは屁理屈、論点ずらし、とにかく論争に勝利するプロフェッショナルで、斉が全国から集めた学者たちに議論をふっかけて次々に論破していった(正しいかどうかは別)らしい。

私も受験生の時はヨーロッパ史やイスラム史が好きだったけど、大人になってから中国史、特に古代が好きになったなあ。
第一次世界大戦に負けたドイツ皇帝ヴィルヘルム二世が、「孫子の兵法」を読んで、「もっと早く戦前にこれを読んでいたらあんな戦争はやらなかった」と後悔した話がある。20世紀の皇帝が、紀元前に書かれた兵法書を見て言ったんだから、当時の中国の先進性は凄いもんだ。

ちなみに私が小学校の卒業文集に書いた将来の夢が、「天文学者」でした。

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