>>613
今のところないだろうな。だから、○○術みたいな、場合によっては怪しげな方法がまかり通るんだろう。ナチュラルの言うような、あくまで普通の方法の範囲内でこうしたらいい、ああしたらいいというのは、脳科学の中でいろいろ実証されてるんだろうけど。脳も筋肉も、鍛えたらパワーアップする。でも、やりすぎたら壊れる。当たり前といえば当たり前だろうね。
>サイボーグもナノマシンも、俺が生きてるうちには無理だし。
そういうことになるのかな。なんかちょっと寂しいのは、私が子供の頃なんて、21世紀っていうだけで漫画の超未来都市みたいなのを想像してたんだよね。人間みたいなロボットや、反重力装置で浮かんで走る自動車、月や火星への宇宙旅行…「21世紀」という言葉が、そんな夢に満ちていたんだ。
それが実際に程遠いのはもちろんのこと、研究が進めば進むほど、そういうものの実現が困難だという現実が余計にわかってくる。21世紀になったら、夢のような世界どころか、悲観的な未来予測ばかりされるようになった。20世紀、特に昭和の子供は、高度成長や、その先に行き着いた「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の栄光がずっと続くように錯覚してたみたい。幻想であっても夢を持てたんだよね、私らの頃は。
行動主義、実験系の人たちは、心理学を自然科学にしたかったみたい。彼らのやってることも、なんちゃって自然科学で本物じゃないような気がするんだけどね。大学の一般教養科目の「心理学」なんて、自然科学に分類されていたり、社会科学に分類されていたり、人文科学に分類されていたり、ゴチャゴチャだ。たしかに、全部の要素をミックスしたような存在ではある。
法律を決めるのが国会だっていうことを、最初に習うのは小学6年生かな。私も、習った時はなんかすごいみんなで議論し合ってるんだろうなーみたいなイメージを持った。まさか国会のありさまが小学校の学級会以下だとは思わなかったな。