本当のところは 誰も正義を信じていない筈
「正義」とは少数派を排斥して多数派が悦に浸る現象。心の内の本音を圧し殺してまで多数の無価値な信念に同調する現象。
「正義」は所詮、暴力の正当化
「正義のヒーロー」は所詮、夢破れた落武者達の成れの果て
多数で行う「善行」にアイデンティティーを見出だし、自分に酔いしれる。それが「正義」というもの
誰もが同じ題目に対して同じ考え方をする筈がない
千差万別こそ人が人であるための条件だ
それならば多数派があたかもひとつの「正義」という価値観が存在するかのように振る舞うのは馬鹿げた話でしかない
抑この時代に「正義」があると信じること自体理解に苦しむ
変化自在の個人的解釈に左右されるあやふやな
言葉であるのは確か。
またこの言葉の意味を一番掴みがたいものに変えたのは
宗教である。