南雲のひとやすみ部屋

537南雲◆NAGUMO/BxE
2017-07-31 03:39:23
ID:nYkzrO5c

>>531
ゲーマーズって私は行ったことないけど有名な店だと思ったけどなそっち系では。

えっと…生活保護世帯は何パーミルくらいだったか忘れたけどまあパーセントじゃなくてパーミル単位だから。自立支援することによって自立可能な場合もあれば病気とかで不可能な場合もあるよね。もちろん、豊かに越したことはないんだけど生活保護費を増やしたらいろいろ問題が起きる。財政問題なんだけど。

少し詳しく話せば、生活保護はまず個人単位でなく世帯単位で受ける。その世帯が暮らしていくのに最低限どれだけのお金が必要か(最低生活費)を計算する。人数やら年齢やらの家族構成にもよるけど、たとえばある世帯でそれが15万円だったとする。で、もし、その世帯の誰も働いていなくて、親戚からの援助も受けられなければ、毎月15万円が支給される。でも、ちょっとだけなら働いていて、月に10万円の収入があったら、足りないのは5万円だからその5万円を支給する。そういうシステムになってる。

ではこの最低生活費の計算をアップして20万円にしたらどうなるか。月収ゼロの世帯なら毎月20万円、月収10万円の世帯なら毎月10万円が支給される。そうなると、毎月15万円の収入がある世帯は、当然、月5万円支給される。これまで生活保護の対象外だった世帯が、ごっそり対象に入ってしまうんだ。生活保護の対象になるか、ならないか、ギリギリのラインの世帯はかなり多い。対象になる世帯であっても、本人の考え方で、社会の世話にならずに自分で生きていくんだと思ってあえて申請していない人も多い。ところが、生活保護費を上げると、一世帯あたりの支給額は増える、対象となる世帯は増える、しかも生活保護を受けている人たちが裕福に暮らしているのを見れば、自分で頑張ろうと思っていた人もなんか馬鹿馬鹿しくなって申請するようになる。そういうわけで、国としては非常に苦しくなるわけだ。

ロボットが尊重されるって、なんだか鉄腕アトムみたいだな。

その筋肉の例でいうと、たとえば心臓の筋肉なんかは動き続けても疲れ知らずだけど、手足の筋肉は動かせば疲れる。動いていない時間が長いのは、それだけ動いていない時間を必要としているからじゃないかな。脳がナチュラルの言う通りだとしても、脳細胞の稼働率を上げることで「休み時間」を減らせばやっぱり問題が起きるんじゃないかな。

心理学で規則性を探ろうとする場合は、見つけたい規則に関わる条件以外はできる限り統一する。例えば、平仮名と片仮名のどちらが認識しやすいかを比較しようとすれば、平仮名を読む被験者と片仮名を読む被験者の年齢や男女比率、そのほか影響を与えやすい条件をできる限り統一して、「平仮名」vs「片仮名」以外の要因を排除する。そうでなければ比較できないからね。
でも、人間の現実の生活環境はそんな統一された環境にない。しかも、統一された環境下で一定の結論を得ても、別の要因が加わった時に、その要因とどう相互作用を起こすかわからない。結局、実験とか調査という心理学の方法論では、人間の行動の複雑さを読み解くことは不可能だろう。やはり脳が解明されない限り心は解明されないと思う。
そして今はまだ脳はあまりにも未知すぎる。だから、その規則性の解明には程遠いのが現状だ。

行動主義を離れて、精神分析のことを考えてみよう。フロイトやらユングやらの唱えている理論は、何の証明もできないことばかりで、ある意味非常にいい加減なものだ。しかし、実際にフロイトやらユングが言っていることを信じてみて人間の行動を見ると、理解できることが多い。行動主義の立場では、精神分析の根拠の無さを批判することはできても、それが正しいか間違っているかを議論することはできない。

行動主義は人間のほんの表層しか分からず、深いところを探ろうとする精神分析は根拠が無い。それが心理学の限界だと思う。

法律その他のルールについては、知識だけじゃなくて、それをどう使うかが重要になってくるね。法律みたいに論理的に解釈していくものでも、現実世界への適用は、社会への幅広い知識や人生経験などのトータルな力が必要になってくる。法律に限らないけど、ルールを破ることは認められないけど守らせることが全てじゃない、本当に現実は難しいよ。

名前:

メール欄:

内容:


文字色

File: