南雲のひとやすみ部屋

441南雲◆ZTci2/P9sc
2017-07-16 04:48:11
ID:lADWNTwY

>>436
まあ、ぶっとんだ治療法をしないと超人的な名医として描けないからね。でも素人を何となくその気にさせるくらいのリアリティは必要で、今では素人の常識に照らしても白血病を輸血で治すなんて「はぁ?」って感じになるからな。

見方・考え方の違いではあるけど、小学生から深夜まで勉強漬けの子供って、それを知っても否定すると思う。相手に効率的に勝つために筋道を立てる思考力が身につこうと、勉強するほど受験対策にならない。スポーツの要素があってもそれで名門校に合格できない。受験が全ての価値に優先していたら、受験勉強に匹敵するような「意味のあるゲーム」は存在しえない。

ある人物が、私の経歴を聞いて「かわいそうに」と言ったことがある。私に一度脱落した過去があるからだ。その人は灘中灘高から東大という完璧なエリートコースを進んだ人物。私がその後復活していても、一度でも劣等生の経歴があれば「哀れみの対象」になる。ブランド名に傷が付いてしまうことが、人間として決定的に価値を失うと考えているんだ。
しかし私自身は、脱落経験がなければ自分がどんな人間になっただろうと考えると、そのほうが怖い。何事もなく優等生の成長をしていたら、その人ほどじゃなくとも、学歴や社会的地位を基本的な価値基準にするようになっていたかもしれない。

アニメは全くそうだね。以前、私が職場で初代ガンダムの話をしただけでオタク扱いされてしまった。私の世代なら子供の頃にガンダムに興じたのは普通のことだし、大人になって熱中している訳でもないのに、知っているだけでオタク扱いだもん。こりゃ、大人になってアニメを見てるなんて言ったらおしまいだな。麻生元総理だってローゼン閣下じゃんと言いたい。

三笠と三國志の話をしてて思い出したけど、三国志で赤壁の戦いの前に諸葛孔明が孫権を味方につけようとした時、孫権の部下たちと論戦を繰り広げて次々と論破していくシーンがある。あれなんか1シーンだけだけど喧嘩を読み物にした感じだ。曹操への降伏論を唱える人たちを論破していくのは、議論というよりも喧嘩のスタイルだ。

孫権の部下「天下は一人の天下ではなく天下のための天下と言う。今、曹操は天下の三分の二を制して人心もなついている。これに逆らうことは、天下に逆らうことではないか?」

孔明「曹操は先祖代々、漢の臣下でありながら、漢が衰えるとその権力を奪おうとしている。これが人の道か。ならばそなたに問うが、そなたの主君・孫権の力が衰えたら、そなたは孫権の権力を奪うつもりか?」

こんな調子だからまさに喧嘩調で面白いシーンだよ。

名前:

メール欄:

内容:


文字色

File: