これから友達が体験した事柄を一人称で書いていこうと思う。
雪が溶け、氷が張り始めたある日俺は肉まんを買おうとコンビニに行った。レジに並んで俺の番が来た時にいきなりおじさんが割り込んで来て弁当を買いやがった。俺は腹立ったが我慢してそのまま会計を済ませた。そしてコンビニを出て自宅に向かったんだ。するとさっきのおじさんが俺の前を歩いていた。どうやら同じ方向らしい。憎くて憎くて堪らなかった。そう嫌悪感を抱いているとおじさんが「ヤバい!」と大声を出したので咄嗟におじさんの方を振り向いた。するとおじさんがコケそうになっているを見た。おじさんは弁当を守りたかったのだろうか弁当をそっと地面に置いた。おじさんは案の定後ろ向きにダイナミックにコケた。その時だった!なんということでしょうおじさんが狙ったかの様に弁当に思い切りエルボーを食らわせたのではありませんか!弁当の蓋が壊れる音とおかずが潰れる音が無慈悲にそこら中に響いた。俺は思わず吹き出してしまい手で口を押さえながらおじさんの横を小走りで素通りして帰っていった。