夢女子・ハミガキコッティーヌ

429かきぴ
2021-01-07 07:15:24
ID:LvvDqFVQ

カボチャの馬車もガラスの靴も似合わなくて。ただひたすら何事もない日々のあり合わせ。この世界はどうも鮮やかすぎて目が眩む。色づけやしない私へのあてつけみたいで。もういいよ、どうなろうと何もかも知らないし、貴方のこと私のこと、これからの全ても。「ねえ王子様、あたしの為に生きて」って言いたくて、言えなかった。あの日の自分が嫌い嫌い嫌い。何処へだって行けるような自由なんてほしくはないな。貴方という不自由だけが、あたしを自由にしていたんだって、気づいてしまったんだ。痛む心癒えないのは、無様なほどに期待してるから。貴方だけに、その声だけに、優しくされたかっただけだったのに。

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