江ノ島盾子は、生まれながらにして絶望であった絶望として生まれたからには、ありとあらゆる絶望に絶望して生きなければならない絶望ではない江ノ島盾子など江ノ島盾子ではないからだ江ノ島盾子にとっての絶望とは、江ノ島盾子が江ノ島盾子であるための定義付けである彼女もまた、才能に生き方を縛られた人間だと言えるだろう……