>先天性相貌失認 先天的に相貌失認を発症する確率は2%程度と推定されており、一般的に想像されるよりかなり多い[5]。人間の個体識別は顔の認識だけでなく声や着衣、体格、振る舞いなど様々な情報を総合して行われており、顔の認識に障害があっても他の機能で代償し、日常生活に支障をきたしていないため、相貌失認を自覚していない人が相当に存在すると考えられる。