カリーのパラドックスの自然言語版は次のような文である。
この文が真なら、サンタクロースは実在する。
この文が真であると仮定する。すると、その内容からサンタクロースが実在するということが結論として得られる。これは conditional derivation(条件付き演繹)と呼ばれる自然演繹技法を使った推論である。
つまり、この文が真であるなら、サンタクロースは実在する — これはその文そのものと全く同じである。従ってこの文は真であり、サンタクロースは実在しなければならない。
この文形を使えばどんな主張も「証明」される。これがパラドックスである。
カリーのパラドックス