葉っぱ天国で規制された男の独り言2

251名無しさん
2018-12-19 07:29:01
ID:F0PeVfDc

「私の名前はジェイソナ、この掲示板の管理人をやってるの」
そう言いながら、胸のネームプレートをお姉さんが見せてくれる。
「喧嘩師様はとっても可愛いし……うふふっ……ジェイソナちゃんって、呼んでもいいですよぉ、やん♪」
それもかがみ込んで……おっぱいを強調するようなポーズで。
こういうのには慣れてなくて、正直ドキドキする。


「こんな掲示板に似合わない、素敵な男の子がいるからつい話しかけちゃった、しかもありえないくらい論破しててびっくり♪」
顔を近づけてきて、ふわっと女の人のいい匂いがする。
なんだかこっちの方が緊張してきた、女の人に慣れてない事、気付かれないようにしないと。
「うふふっ……もしかして、あれが目的なのかな?」


キャスフィ避難所管理人さんが指差した先で、ひときわ苛烈な言葉のドッジボールに興じている、キャスフィ避難所喧嘩板を代表する有名喧嘩師たち。
ランキング上位者たちが放つ瘴気を纏った言霊は、下位者の反論を一掃し、板の雰囲気をいっそう刺々しいものにしている。
「いつ頃からかしら。喧嘩大会なんていう催しがあるらしいわね」
喋りながら、お姉さんがそっと肩を寄せてくる。
突然の事にビクって、少し体が跳ねてしまった。

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