葉っぱ天国で規制された男の独り言2

253名無しさん
2018-12-19 07:29:59
ID:F0PeVfDc

「まぁっ、この数だと……おめでとうございます!」
突然管理人さんの声が大きくなって、手を叩いて祝福をしてくれている。
えっ、一体どういう事なの。


「やん、大きな声を出しちゃってごめんねぇ、では改めて……んーっ、ゴホン」
喧嘩師たちを説得して殿堂入りさせてくれたとも思えない。
咳払いをすると、キャスフィ避難所管理人さんが少しだけ真面目な様子で喋り始めた。
「喧嘩師様、大変おめでとうございます、あなたは特別に裏喧嘩師を名乗る資格を得ることができました!」
裏喧嘩師、そんなのがあったんだ。
そう言えば初めて喧嘩板にアクセスした時、今の僕みたいに勝っている人が、管理人さんに連れて行かれるのを見たような。


「そうよぉ、ある一定以上の勝ち星をあげた喧嘩師様は特別に、もっとハイレベルな裏喧嘩板に挑戦できるの」
説明しながら、キャスフィ避難所管理人さんの手が肩に触れる。
向かい合って、抱き合う寸前みたいな格好になって……恥ずかしくて、思わず顔を逸らしてしまう。
「もちろんリスクもあるけど……ここじゃあ体験できないような、とっておきの熱いぶつかり合いができますわよ♪」
逃げないでくださいね、そう言いたげに、逸らした顔を向き直されてしまった。
「どうですかぁ、管理人さんとのとっておきの裏喧嘩、挑戦してみたくないですか?」
真っ直ぐ僕を見つめながら、ゆっくり顔を近づけてくるキャスフィ避難所管理人さん。
唇が近い……このままだと、キスになっちゃう。

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