アナ実道:機関紙16号発行

10名無しさん
2023-09-11 02:10:04
ID:S8Ci3QWE

■竹中 労(たけなか ろう、本名:たけなか つとむ、1928年3月30日、戸籍上では1930年5月30日 - 1991年5月19日)は、日本のルポライター、アナーキスト、評論家。


東京都出身。甲府中学(現:山梨県立甲府第一高等学校)中退。「夢野京太郎」「ケンカ竹中」「反骨のルポライター」などの異名を持ち、芸能界や政界に斬り込む数々の問題作を世に送り出した。晩年には癌を患うが、闘病しながら活動を続けた。

『女性自身』で芸能担当ライターを始め、芸能ネタを得意とするようになった。また、芸能人、皇族、死者などの「手記」を大量に創作(代作)したという。

1975年8月、新宿コマ劇場にてのイベント「のんすとっぷ24時間」で、台湾・沖縄・韓国の人々から戦争告発発言があったのに呼応し、浜田幸一や中山正暉に「バッジのおじさん、恥ずかしくないか」と野次を飛ばしたところ、浜田が怒って「全然恥ずかしくないな。軍閥と自民党は関係ない!」「バッジをつけているのが恥ずかしいなんて言ったやつ、出てこいよ、おまえ」と反駁。竹中は「おまえ呼ばわりされる覚えはないのだ」と応じ、「おい、ハマコー、やるかァ!」と浜田に迫ったため、司会者に制止されて事なきを得た。

「キネマ旬報」の取材などで、頻繁に東映の幹部・岡田茂の所に出入りして、映画の企画を提案するようになり、日本の当時の性風俗などを扱った映画が1969年の『にっぽん'69 セックス猟奇地帯』を皮切りに「セックスドキュメントシリーズ」として7本、東映で映画化されている。

『噂の眞相』に、匿名作家「奥月宴」のポルノ小説のイラストとして皇族の合成ポルノ写真が掲載された「皇室ポルノ事件」に際しては、奥月の正体は竹中労ではないかと取り沙汰されたが、竹中の書生をしていた宮城賢秀は竹中説を否定している。


【著作】

『処女喪失 未婚女性の性行動』弘文堂、1965年

『くたばれスター野郎! 芸能界こてんこてん』秋田書店 サンデー新書、1967年

『タレント帝国:芸能プロの内幕』現代書房、1968年7月20日

『世界赤軍 夢野京太郎小説集』潮出版社、1973年

『自由への証言』エフプロ出版、1977年

『聞書・庶民烈伝 牧口常三郎とその時代』全4巻、潮出版社、1983年〜1987年

『無頼の墓碑銘 せめて自らにだけは、恥なく暝りたい』ベストセラーズ、1991年

『断影大杉栄』ちくま文庫、2000年

『水滸伝 窮民革命のための序説』(平岡正明との共著)三一書房、1973年

『黒旗水滸伝』上・下(かわぐちかいじ画)皓星社、2000年

『呉子』(翻訳 北川衛・村山孚と共訳)経営思潮研究会、1963年


【映画】

にっぽん'69 セックス猟奇地帯(1969年) - 構成

戒厳令の夜(1980年) - プロデュース、脚本(夢野京太郎名義)


【参考文献】

鈴木義昭『風のアナキスト 竹中労』現代書館、1994年

木村聖哉『竹中労・無頼の哀しみ』現代書館、1999年

鈴木邦男『竹中労 左右を越境するアナーキスト』河出書房新社、2011年



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