ヲチ雑 part18

28スパム◆lGxlhdU6zs
2016-12-26 01:37:46
ID:jqEo9pJE

頑張って書いたのにこんなのにされて可哀想

世界一の<俺>の店
第1話「人気店の日常」

「ビスコ3人前入りました!」
「はいよ!」
kngwの下町・kwskかわさき町に栄える食の街「ジユコン飲食街」
焼肉屋「村田むらた」は、今日もたくさんの客で賑わっていた。
創業開始よりおよそ114514年のこの店は、都内でも有数の超人気店。
人気の理由としてまず一番に挙げられるのは、もちろん味である。普通の店では扱わないような高級ビスコを、継ぎ足しの秘伝のミルクティーに漬けて味わう。かなりの絶品だ。遠方からわざわざ食べに来るグルメな客も多い。(スゲー宣伝みたいw)
だが、ここまで店を大きくしたのは、地元民から得る厚い信頼だ。
村田陵也。名物店長の彼は気さくで庶民的な人間である。地元の住民達との付き合いは長く、町内会の行事に従業員一同で参加したり、youtubeに動画を投稿したりなどをしている。そんな彼がとにかく好かれていた。
それでも彼は高級店の店主なのだから、そのギャップが愛される要因なのだろう。


この物語は、彼の前に突如現れた<パ>ないライバルとの壮絶なバトルである。


「よし、今日も頑張るぞ。」
午前9時、開店まであと1時間。洗面所の鏡の前で、村田は自分に活を入れるように呟いた。
「村田、仕込み終わったぞ。」
ベテラン従業員・リーが顔を出す。
「ありがとリー。いつも助かるよ。」
「いいってことよ。ところで、裏のラーメン屋潰れたってよ。知ってたか?」
「え・・・僕大好きだったのに・・・。」
「1年前、近くにデパート出来たろ?そこのフードコートのラーメン屋に持ってかれちまったようだ。」
「運が悪いというか何というか・・・。まぁ、僕たち焼肉屋は大丈夫・・・・・だよね?」
「保障はねーぞ?」
「えっ?」
「焼肉屋のチェーン店とか最近凄いぞ?この飲食街にも開いてここをチェックアウトしに・・・。」
「やめて!不安になる!不謹慎です!」
村田は必死にリーを制した。
「ハハハ!んなわけあるかよ。ただのジョーダンよジョーダン。じゃ、買い出しにでも行ってくるわ。」
「もう・・・行ってらっしゃい。」
そう言って、那須は斉藤のもとを後にした。


あれから数週間が経った。
「大変でーす!大変でーす!」
「うっせーなぁ・・・開店前の朝っぱらから。落ち着け落ち着け。」
店の休憩室に慌てて入ってきた新人従業員・増山を、リーがなだめる。
「どうしたの?」
増山の声を聞き、村田も入ってきた。
「裏の元ラーメン屋が、焼肉屋になりまーすた!」
「はぁ?!」
神威の衝撃的な発言に、村田とリーは驚くしかなかった。
少し間を置いて、一旦冷静になったリーが言った。
「いやいや、裏の店が?マジーポ?」
笑いを交えて言ったリーだったが、目は笑っていない。
「でも本当なんでーす!とにかく来てくださいでーす!ハヨコンゲリラ!」
「あ、あぁ。」
村田とリーは、増山に連れられ店を出て行く。
店の隣の路地を抜けると、店のちょうど真裏に出た。
そこで三人が見た光景は、真に信じ難いものだった。
「マジーポ・・・」
村田が呟いた。
「ね、これ焼肉屋でーすよね?ね?」
「ああ、だよな。最近流行りの焼肉チェーン店『アピーポ特牛隊・kwsk店』・・・。」
増山に問いかけられ、リーが答える。
店の前には、「本日開店!AM6:00~」と書かれた看板が張り出されていた。
「こんなのおかしいでーす!おい!陵也!なんとかしろ!!」
「いやそう言われても・・・。」
増山に背中を蹴られる村田。
「まだ開店前ですよ?」
その声を聞いた三人が振り返ると、そこには馬マスクを装着した男性が立っていた。

※登場した地名・店名は架空のものです。

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