隆子と貴美は墜落した円盤を調査していた。
直径20メートルほどの円盤。衝撃波によって公園のある遊具は吹き飛ばされ、ある遊具は紙粘土のようにねじ曲げられ、押し潰されていた。円盤自体も一部が地面にめり込んでいる。
やはり破壊力は凄まじく、もはやそこに公園の面影はなかった。
人は居なかったのだろうか。そういう心配もしつつ、隆子は円盤の周りをぐるりと周回する。しかし特にこれといった発見はなかった。
「どうする？そろそろこの場から離れた方が良いんじゃない？警察だってもう動いてると思うし。」
業を煮やした貴美が、気だるげな口調で隆子に言う。
「…もうちょっとだけ。」
隆子は焦るように調査を続行する。
それにしても人気がない。偶然なのかそれとも…
いや、そもそも公園に円盤が落ちるって…


隆子&貴美「もうちょっと良い設定はなかったのかよ！！💧」