しかし、これによってリアルやネットの保守層はますますアナーキー乙女への攻撃を強めたのでした。
そんな状況の中、メンバーの一人りなめろが突然、行方不明になってしまいます。りなめろはある日、忽然と姿を消してしまったのです。
美少年女装子「飛田劉」(隆子)は失踪したメンバーの行方を追っていきます。彼女はなぜ姿を消したのか?彼女はどこに行ってしまったのか? 彼女がいなくなったことで、アナーキ―乙女は危機的な状況に陥ります。
そんなある日、アナーキー乙女のライブ会場に突如、武装集団が現れます。
民阿雲夫羅院(ミン・アウン・フライン)国家行政評議会議長が差し向けた機動隊でした。
「我々は反社会的勢力の排除を目的とする組織だ。お前たちの活動はテロ行為に等しい。よって、これより武力による強制捜査を開始する。」
武装した機動隊がライブ会場に現れ、観客席に向けて銃を構えます。客席にいた観客たちは悲鳴をあげながら、慌てて避難を始めます。
「動くな!抵抗すれば発砲する!」
「キャーッ!!」
「助けてくれ~っ!!!」
機動隊の登場に慌てた人々は次々と逃げ出してしまいます。パニックになった観客たちが逃げ惑う中、機動隊は容赦なくステージに向かって銃撃を開始します。
「ドンッ!!バンッ、ババババッ!!!」
「きゃあああっ!?」
「ぎゃああああっ!!」
「ぐわぁっ!!」
機動隊の放った銃弾は、アナーキー乙女のメンバーを次々と撃ち抜いていきます。弾丸を受けたメンバーは血を流しながら倒れていきます。
「グハッ……」