一方、その頃、ジートリャは・・・
「ううぅ・・・飲み過ぎた・・・吐き気がヤバいデェース・・・」
酔っぱらいながら運転していた。
「うおぉ・・・」
そのまま操縦し、ある場所へ向かった。そこは公園の遊具がある所だった。
「着陸しまァ~す!」
そして円盤は墜落した。
「ウゲエエエエエエエエッッップ!!!」
墜落と同時に凄まじい轟音と共に盛大に嘔吐した。
「ああ・・・気持ち悪い・・・」
そう言いつつ、ジートリャはふらつきながらも立ち上がり、辺りを見渡す。
「誰もいないようですね。とりあえず一安心です」
すると
「あのー、ちょっといいですか」
一人の女性が話しかけてきた。
「はい?何か御用で?」
「あなた、今ここで何をしているんです?」
女性は質問するがジートリャは
「あ、はい。実はでスネ、ワタクシ、宇宙船で地球に来たんデスケド、途中で眠ってしまいまして、気づいたらここにいまして、それで今帰るところなのデスヨ」
と、カタゴトの日本語で答えた。だがその言葉の意味を理解した女性の顔色は変わった。
「それ、飲酒運転ですよね。警察に通報しますよ」
「はい?警察?そんなものありマセンヨー」
「ありますよ。早く連絡しないと」
「だから無いって言ってるでしょ」
「ありますよ。この星の文明を甘く見過ぎじゃないですか?ちゃんと法律を守らないと」
「うるさいわねえ!!地球人の分際で!!」
ジートリャは怒りを露にした。「宇宙人に説教とは、良い度胸してますねぇ」
「は?」
「あんまり舐めた態度取るんじゃないわよ!」
そう言うとジートリャは女性の腹にパンチを食らわせた。
「うぐっ!」
あまりの痛さに倒れこむ。
「ふん、これで懲りたでしょう」
そう言うとジートリャはその場を去った。
その後、女性はすぐに救急車を呼び、病院へ運ばれた。