永澤 護/dharmazeroalpha@哲学@XlGjfmYpCchopJ6しかばねよりも、しかばねを焼くよりも、もっとニヒルな、それは、死人が生きてゐるにほひ。さうではない。人間が生きながら死人とおなしものになりはてて、猶、生きつづけてゐる毒臭だ。その背から滲み出てコンクリを腐蝕む陰湿。 ――金子光晴 詩集『非情』より