AIのべりすと地獄専用スレッド

10名無しさん
2023-06-21 00:55:11
ID:wrs3PXmU

吹雪は霧雨の咳がおさまるのを待って、さきほどから抱いていた素朴な疑問を口にした。

「あのー、ちょっと疑問なんですけど、なんで最初に『血の池地獄』なんですか?最初は『死出の山』とか『三途の川』とかあって、閻魔様とかがいる裁判所みたいなところへ行くんじゃないんですか?あるいは、『この門をくぐる者、一切の望みを捨てよ!』って書いてある『地獄門』を通って地獄へ渡る『アケロン川』から『辺獄(リンボ)』に行くとか…」

「いい質問だね」霧雨はさっきの動揺が嘘であるかのように冷静に答えた。
「基本的に、われわれが地獄とか天国とか煉獄と呼んでいるものは、無限に存在する平行異世界や可能世界のひとつにすぎない。そして、その無限に存在する異世界の中のどれを『天国』と呼び『地獄』
と呼ぶかは、どの世界のどの宇宙のどの地域でどの文化に属しているか、ということに依存するし、最終的には、人それぞれ、その人の生き方考え方から、それがどう見えるか、という問題にすぎない」
 
「はあ…」
「でも、いま吹雪君が旅しようとしているこの世界は、そういう横並びの無限の多様性からは少し外れた、というか…ある意味、メタレベルといえるような領域である『亜空間』の中の『地獄』なんだ。そして、この地獄は、吹雪君のためだけに存在しているんだよ」
「えっ!?どういうことですか?」
「その答えは、この旅の中で、吹雪君自身が見つけ出さなければならない。もし、君がその答えに到達しなかったら、この地獄も、そしてこの僕も、『はじめから存在しなかった』ことになるんだ」
「えーっ!?」

「おーい、なにをしてるんだ、はやく入ってこい!」
係員の獄卒が、これ以上待てないという態度を露骨に表していた。

名前:

メール欄:

内容:


文字色

File: