AIのべりすと地獄専用スレッド

17名無しさん
2023-07-19 03:19:20
ID:USd/2i7U

しばらく歩くと、学校の校庭みたいなところで二人の男が日本刀をもってハァハァと息をきらしていた。全身のいたるところに切り傷があるが、一方にはあまり傷がないのに対して、もう一方は血だらけといってもいいくらいだった。

「外国人‥?」

傷の少ない方は金髪の白人で、ガッシリした体型である。

「太平洋戦争中に沖縄戦で米兵として戦っていた男だ。道端でふるえている女の子に水を飲ませて助けてあげた映像が戦後有名になった」

「助けたのに地獄なんですか?」吹雪は呆れたように言い放った。

「ああ、確かに女の子は助けた。でも、あいつはその前の日に、女の子の弟をナパームで焼き殺しているんだよ、本人含めて誰もそのことを知らないけどな」

金髪の白人は「ウォォォォ!」と叫ぶと、もう一方のひ弱な感じの日本人に切りかかった。

「あぶない!」吹雪が叫ぶと、間一髪で日本人はそれをかわす。だが、ふとももを大きく傷つけられ、血がドロリと流れ落ちた。

「ここ『等活地獄』では、このように、罪人同士がえんえんと殺し合う。そして生き残った方を私がこのバットで始末するのさ」

ありぃの説明に、吹雪はゴクリとツバを飲み込んだ。
「元軍人が相手なんて、あの日本人かわいそう‥‥なんか俳優の中村雅俊さんに似てますね」

「あれは‥前世で私の実の父親だった男だ」

金髪の白人はもう一度日本刀を頭上にふりかぶると、「アアアア!」といって中村雅俊に向かって突進した。中村雅俊は地面にひざをついたまま、刀を横向きにして前へ突き出した。

サクッ。

刀は米兵の腹を貫き、背中から血にまみれた刀身が姿を現した。

一瞬、あらゆるものが静止したかに見えたが、米兵の前後に「プシュッッッ!」と血煙が立ち昇ると、時間は我に返ったように動き出した。
米兵はゆっくりとその巨体を地面に横たえ、中村雅俊は刀を杖がわりに地面に突き立てながら、肩でハアハア息をしていた。

ふと気がつくと、そのすぐ後ろにありぃが野球バットを大きく引いて構えていた。

中村雅俊はそれに気付くと振り返ってこう言った。

「ごめんな」

パアン!!
雅俊の頭部は熟れ過ぎたスイカのように真っ赤な断片を撒き散らしながらコナゴナに砕け去り、頭を失った胴体はゆっくりと地面に倒れた。

吹雪は何も言うことができず、ただその場に立ち尽くしていた。

名前:

メール欄:

内容:


文字色

File: