「俺の名は『ひよこ餅』。前世では最強の喧嘩師だった男よ。ここでは俺が法律だ。俺の言うことに従ってもらッ!?」
「オラア!!!」恭子の右フックがひよこ餅の顔面をとらえ、ひよこ餅はヒザをガクガクさせながら、立っているのがやっとの状態であった。
「えっ?えっ?」
ひよこ餅は何が起こったのかまだ把握しかねていた。
(まて、ちょっと待て!俺はまだ生きられるのに転生管理局にスカウトされて転生したスーパーエリートだぞ!その辺の雑魚の獄卒とはワケが違う。文字喧嘩でもリアルの喧嘩でも最強だった俺。しかも、転生にあたっては、文字喧嘩の『論力』を『武力』に振りかえてもらったんだぞ!?)