恭子はニヤニヤ笑いながらひよこ餅の出方をみていた。
「ちょっ…違うんです!僕はその、お二人に、あの…地獄をご案内しようと思いまして…」
口調は急に変わったが、ひよこ餅はまだ諦めたワケではなかった。恭子に必殺技「いかり豆」を叩き込むスキをうかがっていたのである。
(このアマ…乳がデカいからって偉そうにしやがって。顔は安いニューハーフのくせによう…)
「誰がニューハーフだコラァ!!」
恭子の正拳突きでひよこ餅の顔面は表と裏がクルッと逆転し、脳味噌がカリフラワー状に外に露出した。
「モガ#※★◐■◑※☆」
何かしら叫んだようであるが、いかんせん頭の内側に向かって叫んでいるので何を言っているかわからない。