恭子がパーロンマスクの股間の盛り上がり見て舌なめずりをした瞬間、セルシアの「いまだ!!」という合図とともに、無数の矢が空を駆け、放物線を描いてグッドルッキングガイに突き刺さった。ヤマアラシのようになったグッドルッキングガイは、そのまま後ろにドウッと倒れた。『フランチェスコ!!』恭子と美香が同時に叫んだ。あれほど酷い暴行を加えながら、それでもグッドルッキングガイを愛していたというのか。 セルシアと黒うさぎを先頭にした喧嘩師たちの集団が、道の左右からわらわらと沸いてきた。