中国、斉の威王を諫めるために、淳于髠がたとえ話をして「王さまの庭に大きな鳥がとまって、三年飛ばず鳴かずにいますが、あれはなんという鳥か知っていますか」と問うたところ、王は、「この鳥は一たび飛べば天に突き上がり、一たび鳴けば人を驚かすだろう」と答えて、自分の考えを示したという「史記―滑稽伝」に見える故事によることば。この話は、「呂氏春秋―重言」や「史記―楚世家」などにも別人の話として見えます。