窮竏「次は人参かな、アイツ大嫌いなんだよなぁ...」
大嫌いな人参をとうとうぶっ殺せる、窮竏は嬉しそうだった。
面倒くさいので服を着替え、血はある程度濡れタオルで拭いた。
さっきまりあんを殺したあのハンマーを片手に外に出て、腹に空気を溜め、大声で叫ぶ。
窮竏「にんじんくんはクソザコー!!!!」
人参は煽り耐性が無い上に、自分が叩かれていると首を突っ込まずにはいられないのだ。
人参「うるさいうるさいうるさいお前ほんとしつこい!!!」
案の定、人参はすぐに現れた。
煽り耐性が無いのは遊べるが、非常にダサい。
窮竏「お、やっぱり呼べば来るんだね」
人参「何の用だよ!」
喧嘩腰の人参。人参がイライラすればするほど窮竏は楽しくなる。
窮竏「死ね」
人参「は?なんで俺が死ななきゃいけないの?そんだけ言うなら殺してみろよ!」
小学生のような反論を述べる人参。今から本当に殺されるというのに、覚悟はできているのだろうか。
窮竏「殺していいんだ、じゃあねバイバイ」
窮竏はハンマーを人参の頭に振りかざした。が、さすがに人参はハンマーを持ち上げた時点で殺意に気づいて避けてしまう。
人参「ッッお前!!!!!本気で殺そうとすんじゃねぇよ!!!」
そう言って肩で息をする人参のズボンにはシミができていた。少しずつ広がっていく。
窮竏「あれ、人参くんおもらししちゃった!怖かったんだね〜」
ニヤニヤと気味の悪い笑みを浮かべる窮竏。人参の顔は窮竏の口角が上がっていくにつれ青くなっていった。
人参「ひっ、誰か、助け」
逃げ出そうとした人参の後頭部にすかさず窮竏はハンマーを振り下ろす。人参、即死だった。
窮竏「おもらししたのみんなにバレる方がきついだろ...なぁ、人参」
指についた返り血をぺろりと舐めながら窮竏はもう一度、頭の潰れた人参の体にハンマーで殴っておいた。