窮竏「も巣ガイジを殺すことにした」

30名無しさん
2017-03-28 01:59:30
ID:PGIHx3MI

窮竏はも巣ガイジを殺し歩いた。なずな、せりな、マスー君、三笠、ワッコ神、名無し達も、その他大勢も。狂ったように殺す、その姿はサイコパスとまで言われた。

ほぼ全員殺し終えたところで、包丁、剃刀、ハンマーを持って窮竏は大きなビルに入っていく。そのビルの名も「もすタワー」。トランプタワーと同じ高さ、広さのもすの自宅だ。窮竏はビルの暗証番号を難なく解き侵入し、最先端の超高速エレベーターで最上階のもすの自室に向かう。自室についたら置いてある5000万のソファに腰をかけた。そこの窓からインターネットの夜景を見下ろす。ビル内にもすの姿は見えないようだが、待ち伏せして最後にもすを殺す気か...?
と思った途端、なんと窮竏であるはずの人物は「窮竏」の顔の、窮竏でいられるマスクを剥いだ。

窮竏?「あー、あちぃ。よくありぃは年中マスクつけていられるなぁ」

窮竏としても巣ガイジを殺していた殺人鬼は窮竏ではなかった。どおりでいつもより背が低いわけだ。

窮竏?「まあ、これでやっと、ふたりきりだね。












ねぇ、ろわ•ω•」

窮竏のフリをしても巣ガイジを皆殺しにしていたもすは、血まみれの包丁、剃刀、ハンマーを拭きながら、振り向かずに後ろで首輪、足枷で繋いでいるろわに話しかけた。

なるほど、そりゃあもすなら自宅の暗証番号はわかるだろう。なによりサイコパスなのも頷ける。

もす「俺、頑張ったよ。ろわとふたりきりになるためにさ、ましろもありぃも珊瑚もまりあんも人参も他のみんなも殺してきたんだよ。褒めて、ナデナデして•ω•」

振り返ったが、そこにろわの姿はなぜかなかった。最愛の人が行方不明になり取り乱す。

もす「ろわ...!?!?なんで!?!?ちゃんと逃げられないように縛っておいたのに...!!!!!」

???「黙れ!!!!!ふざけるのも大概にしろ!!!!!!」

何者かの声がもすの自室に響いた。

もす「窮竏!!俺のろわを攫ったのか!?どこにやったんだよ!!」

もすは発狂した。謎の声の主は、本物の窮竏だったのだ。
なんと窮竏は息を潜めてもすの背後を付いていき、コッソリ侵入していたのだ。
窮竏は恐怖で震えるろわを抱きかかえ、暖炉の前で寝かせ、自分の上着をかけてやった。

窮竏「ろわならここにいる、俺が保護した。ったく、お前腰に手錠と足枷の鍵ぶら下げて、簡単にスれたわ」

もす「ろわに触るな!お前ろわを殺す気だな?ろわをよこせ!」

窮竏はろわを殺す気なんてさらさらない。ろわのことは好きじゃないけど、殺すなんてとんでもないし、別に危害を加えるつもりもない。今ろわを優しくしているのも、愛とか義理とか人情とかそんなんじゃない。ただ単に、そのサイコパスから救ってやらないと。ただそれだけだった。

窮竏「それはできない、それに殺すつもりもない、みんなを殺したお前と違ってな」

もす「いいだろ、お前も巣ガイジとか言ってアイツらのことめちゃくちゃ嫌ってただろ•ω•」

もすは落ち着きを取り戻し、今にも泣きそうな窮竏を鼻で笑う。

窮竏「確かに嫌いだった。俺のことなんて忘れたようにもすの巣とかいうスレで楽しそうにして。いつしかありぃの描くイラストには俺の姿だけ消えてて。俺はずっと独りぼっちだった。あんな簡単に俺を捨てるアイツらが許せなかったよ!」

窮竏の目からとうとう涙が溢れ出した。独りの寂しさを吐き出すように。

もす「殺してやったんだから感謝しろよ、な•ω•」


窮竏「違う!俺はアイツらが死ぬことなんて望んでない!いつもあんなふうに叩いて煽ってたけど、本当は...前みたいに戻れないかって、ずっと思ってたんだよ...」

拳を強く握り涙をこらえる。

窮竏「寂しかった。それを紛らわすために、冷たくするしかなかった。すごく反省してる。ちゃんとこれを伝えればよかったって、今は心から思うよ。そうすれば前みたいに俺もアイツらと仲良くバカやってけると思ってた。でもそれは、もうできない。お前がみんなを殺したからだ!」

窮竏は全てを絞り出して叫んだ。

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