窮竏「も巣ガイジを殺すことにした」

31名無しさん
2017-03-28 01:59:53
ID:PGIHx3MI

もす「今更綺麗事並べるのかー•ω•そんなのどうでもいいから、ろわを返せ」

もすは殺意をふつふつとわかせながら窮竏へ歩み寄る。ましろを殺した包丁を片手に。
窮竏は殺される、と悟ったが逃げなかった。

もす「ろわを返せよ!!!!!!!やっとふたりきりになれたと思ったのに!!!!!!!!!ふたりきりになれるのに!!!!!!!!!!お前が邪魔したから人生でろわとふたりきりでいれる時間が少し短くなってしまった!!!!!!!!!許さない!!!!!!!!!!」

もすは豹変し、鬼のような形相で叫んだ。窮竏を殺そうと包丁を構え走って向かってくる。さすがに逃げようと思ったが、足が竦んで動かない。
刺される、そう思って目をつむった。が、もすの叫び声が続くだけでいつまで経っても自分は死なない。
思わず目を開いて、驚愕した。
自分の身代わりとなって、介抱していたろわが刺されたのだ。

もす「ろわぁ!!!!!!!!!ろわぁ!!!!!!!!!!!!!!」

窮竏「ろ.....ろわ.............?」

包丁を腹に刺され、倒れているろわは青白い唇を微かに動かし、小さな声で窮竏にこう告げた。

ろわ「ありがとう...でも、もう大丈夫です...。私に出来る恩返しはこの程度です...。役に立てた...か...な.......」

ろわの目からは涙がこぼれ落ちた。高級感のある赤い絨毯がろわの涙のシミをつくった時には、もう既にろわは...

もす「そんな...俺は...ろわを...」

わなわなと震え、涙をこぼし絶望に暮れるもす。

窮竏「ありがとう...役に立ったよ...」

窮竏はまた溢れだしそうになる涙を堪え、ろわの腹に刺さった包丁を引き抜いた。
その包丁をもすに向ける。

窮竏「じゃあな、もす。地獄でまた会おう」

無抵抗のもすの首を包丁で切り、窮竏は全てを終わらせた。





救急車のサイレンの音がする。窓の外を見ると至るところに車が密集していたり、赤いライトが点滅している。夜だというのに、すごく明るい。そこはきっとも巣ガイジ皆殺しの事件現場だろう。
目撃者はいるはずだ。そうなると、俺はどう考えても犯人扱いされてしまう。それは逃れられない。
もすが俺のフリをして殺した、なんてきっと誰も信じない。

窮竏「みんな...。俺をすぐそっちに行くよ」

窮竏はもすの自室にあった拳銃を口の中に入れ、ゆっくりと引き金を引いた。



〜BAD・END〜

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