半島ニュース(主に南)

566南雲◆NAGUMO/BxE
2019-08-25 04:03:14
ID:FXPS928M

韓国政府はGSOMIAを破棄するかどうか非常に迷っていたらしい。

躊躇していた理由は2つある。
1つは、GSOMIAによって受ける恩恵が、日本よりも韓国のほうが大きいこと。言い換えれば、破棄で受ける損失が、韓国のほうが大きいこと。
もう1つは、アメリカの懸命な説得を無視することで、アメリカを怒らせる可能性があること。

韓国としては2つめの対米関係のほうがむしろ心配としては大きかった。というのは、GSOMIAは情報そのものより、アメリカの東アジア戦略上の象徴的存在だったからだ。

しかし、韓国が貿易や経済に関して日本を攻撃できる手段は限られている。そのうえ、何らかの攻撃をしなければ、韓国政府自身が率先して火を付けた国内の反日感情を満足させられないことから、GSOMIA破棄を決断したのだろう。

もともとアメリカは日韓の歴史問題に興味はなく、「それは日韓で勝手に解決してくれ」というスタンスだった。ところが、GSOMIA破棄によって、韓国の撃った銃弾がアメリカに命中する形になり、アメリカのメンツを潰す格好となった。
結果、アメリカは文在寅政権に対し(※韓国に対しではなく)「失望した」と異例の非難をした。これに対して韓国大統領府は、GSOMIA存続を「希望」していたアメリカの希望通りにならなかったので「失望」したのは当然、と、「失望」の意味を意図的に曲解する言い訳を発表した。

この苦しい釈明は、韓国政府がいかに狼狽しているかを如実に表している。アメリカの反応は韓国の想定以上で、おそらく「迷った末に破棄を選んだ」決断を後悔しているだろう。

その一方で、日米貿易交渉が電撃的に進展した。通商問題にかけては超強硬なトランプ大統領にしては想像以上の柔軟さであり、日本への配慮がうかがえる。

このタイミングで交渉が進んだのは偶然とは考えにくいし、内容も穏健。アメリカの、日本への態度と韓国への態度に明確な差が表れている。

こうした状況は、短期的に見ても韓国の通貨危機を招きかねない。通貨危機に対しては、韓国でもおそらく普通の思考力の持ち主であれば非常に大きな危機感を抱かざるを得なくなっているはずだ。

韓国はGSOMIA廃棄を後悔し、決定を取り消す口実が欲しいものと思われる。しかしよほどの口実がなければ今さら撤回できない。

現実問題、韓国が破産すれば日米にも損失が大きい。そこで、日本も輸出管理強化を撤回することはできないが有名無実化することで、韓国のGSOMIA廃棄を撤回させ、いわゆる「徴用工」判決も実質的に凍結させる方向で当面は決着させる、という可能性は残されている。

(※アメリカは東アジア戦略上、韓国を友好国として失うわけにはいかないので、韓国ではなく文在寅政権に絞って失望を表明したと思われる。言い換えれば、韓国に政権交代を暗に要求したとも受け取れる)

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