>じわるー!とか、やばいんですけどー!とか、そんなの日本語としてどうなんですかねー?
さてこの「どうなんですかね」は日本語として疑問であると解釈します。
とりあえず「じわるー」等はひらがなで表記されており日本語のようです。さて何が疑問なのでしょうか。
じわるーは一見して意味が分かりません。日本語のようだが意味が分からない。意味が通らない点を疑問としています。
例えば「もひてぎ」という字を見ても意味が分かりません。適当に平仮名を羅列しただけです。これは日本語として通用するとは思いません。誰にも意味が分かりません。
方言は他の地方の人にとっては分かりづらかったりします。しかし会話から意味を類推する事も出来ます。琉球やアイヌの方言は全く分かりませんが、意味を解する人たちからすればちゃんとした言語であり、平仮名やカタカナ、漢字で表記されているであろう事から、日本語に分類されるものだと分かります。
つまり意味を解する人たちの間では、日本語として扱えるが、意味が分からない人たちからすれば、日本語としてどうなんだ、となるわけです。
①平仮名、カタカナ、漢字であり②意味が通じる
以上の二点が日本語としての構成要件であると定義すれば、冒頭の「日本語としてどうなんだ」は理解されやすいと思います。
①の点では日本語だが、②の点で日本語ではない、として疑問符を付ける事が出来るというわけですね。意味を解する人にとっては①も②もクリアされるので日本語として適当となるわけです。