法務省のサイトより
インターネットによりコミュニケーションの輪が広がり便利になる一方で,インターネットを悪用した行為が増えており,他人への中傷や侮蔑,無責任なうわさ,特定の個人のプライバシーに関する情報の無断掲示,差別的な書込み,インターネット上でのいじめなど,人権やプライバシーの侵害につながる情報が流れています。特定の民族や国籍の人々を排斥する差別的言動(いわゆるヘイトスピーチ)や,部落差別等の同和問題に関して差別を助長するような内容の書込みがされることもあります。
また,近年特に問題となっている児童ポルノは,それ自体,子どもの人権擁護上許されるものではありませんが,その画像がいったんインターネット上に流出すれば,画像のコピーが転々と流通して回収することが極めて困難となり,被害を受けた児童は将来にわたって永く苦しむことになるなど,重大な人権侵害と言わざるを得ません。
さらに,自殺を誘うような情報等,インターネット上の有害情報に起因して犯罪やトラブルに巻き込まれ,被害に遭うなどの人権侵害事案も発生しています。
法務省の人権擁護機関では,「インターネットを悪用した人権侵害をなくそう」を強調事項として掲げて啓発活動を行っています。インターネットを悪用することなく,お互いの人権を尊重した行動をとるようにしましょう。