でぃすとぴあという男は、自身に保険をかけるのはいいが、他人に保険をかけることは許さない性分の男であった。故にぷ闇の闇深い正論を前にして、「保険をかけるのは雑魚のすることだ」と言わざるを得なかった。圧倒的。相手を雑魚だと罵りながら暴言を吐くだけで勝てる喧嘩ならば、果たしてそれは喧嘩足り得るのだろうか?恐らくこのでぃすとぴあという男は、喧嘩を、瓦礫の街の中、「我が生涯に一片の悔いなし」と叫びながら行うものとでも思っているのだろう。