敵前逃亡…眼前の敵から目を背ける…アイデンティティー崩壊への恐怖心…

まさか自らの絶対的信仰心の対象が貶められ、君の世界が否定されるのが怖いというのか。
ソクラテスを見ろ。哲学という名の詭弁を武器に戦ってきた天才だ。哲学など屁理屈で構成されたものに過ぎない。レベルが常人と違う、というだけのこと。差異はそれだけだ。
弁護士の話術や政治家の演説を見ろ。彼らはレスバトルと差異のないことをやっている。レスバトルは人類史において軽視出来ないものだ。レスバトルが無意味？そんなことを言う輩は何一つ理解しちゃいないのだろう。
知的で、それでいて暴力的。そして何とも魅力的だ。煽られてルサンチマンが刺激され、脳ミソがイカれてしまうような感覚になるのは堪らなく病みつきになる。

レスバトルの勝敗はおおよそ、観覧者達によって決まる。「観覧者のレベルの低さが理由で負けた」とペトラルカは述べているが、観覧者を味方に付けられなければそこで負けなのだ。
ならば、その観覧者をつけるために必要なことは何か？論力、そして惹き付ける面白さ だ。それがないと私のような弱者に成り果てる。弱者であることを自覚もせずに「強者」のように振る舞う者もいるが、結局実力は振る舞いどうこうで覆せるものじゃ無い。