無料スマホゲーム「7年後で待ってる」を約一ヶ月かけてようやくクリアした。
7年前、ぼくは記憶を失った……
でも、たった一つ、あの約束だけが忘れられない――
「7年後で待ってる……」
顔も名前も分からない誰かとの約束
失くした記憶のカケラを取り戻すため
そして、あの日交わした約束を果たすため
ぼくはこの街へ帰ってきた――
DYUPRO-DXの「終わらない夕暮れに消えた君」や「最後に彼女はそう言った」みたいなストーリーかと思ってたけど、実際やってみると全然違った。
ストーリーとしてはあまりに残酷すぎて、これまでにないほど感情移入してしまった。ひねくれ者の俺に心からキャラクターたちのハッピーエンドを期待させたんだから、本当によくできていると思う。それほどのシナリオのボリュームと展開が凄いのだから、当然伏線が放たれる。結果的に全て回収されるけど、あれやこれや想像するのが面白い。でもそのプレイヤーによる推測を根底から覆すような衝撃的な展開もまたパンチが効いている。特にストーリー分岐があるわけでも、探索をするわけでもない、一本道のゲームだから、”ゲーム”というよりは”プレイする小説”と言ってもいいかもしれない。誤字脱字や操作性の悪さが目立ったけど、ストーリーを楽しむためのゲームと考えると、この例えは言い得て妙じゃないかな。
今日はお涙頂戴の偽善番組「24時間テレビ」が始まるけど、泣きたいなら断然このゲームをオススメする。あまりにもよすぎて”是非プレイしてください”というより”頼むからプレイしてくれ!!”という感情に近いくらいだから。
本音を言うと、ただレビューっぽく語りたかっただけなんだけどネ