「アンパンマン、新しい顔よ」振り向くとすぐ後ろにバタコさんがいた。『バタコさん、どこにも新しい顔なんて』僕の言葉をさえぎるように、やわらかい唇がふれる。「ちがうの、私の顔よ。あなたの知らない、女の顔」「愛してる」そう言ってバタコはもう一度、僕に唇を重ねた