「で、言い訳はそれだけか」
「歩、す」
あの後歩のアパートへと帰ったオリヴィエとアポピスは、並んで正座させられていた。
「…もういい。俺は寝る」
歩が寝室へと戻った。
「…本当に良いのか?私は仮にも敵だった存在だ。それに、あの少年も」
「流れる時の中では、過去の事などいちいち気にしていられない。そんな事よりも、焼きそばパンを食べよう。メロンパンもあるぞ」
メロンパンを渡されたアポピスは、しばし迷ったら後、それを口に入れる。
「…うまい、な」
「そうだろう」
アポピスは嬉しそうにメロンパンを食べていた。
(アポピスの見た目は歩くんたちより年上です!20代前半レベルです!)