みんなでリレー小説しようぜ 2

41ポップコーンお兄さん@副長◆9Kg3jnYYfs
2016-12-03 10:55:12
ID:nLGJ18QI

俺の身体が、逆さまに吊り下げられる。

足首を蛇にがっちりと掴まれ、抵抗することもできない。

「ククク···さぁ、ゆっくりといたぶってあげるわぁ」

奴の蛇が、勢いよく飛び出して、俺の腹部に突っ込む。

「ぐああああああっ!!」

蛇が暫く腹の中を抉って、奴の元へと戻っていく。

血が噴き出す。

あまりの激痛に、意識が飛びそうになった。

「さぁ、まだまだこれからよ!!」

俺の身体を、容赦なく奴の攻撃が蝕んでゆく。

そろそろ、意識が飛びそうになってきていた。

「アユム!!耐えろ、耐えるんだ!!」

オリヴィエの声が脳内に響く。

「耐えろったって···もう無理だよ···」

気弱な声が漏れる。

「···貴様、彼女に約束したのだろう? 「必ず守ってみせる」と」

「···!!」

「···男なら、一度決めたことは最後まで貫け」

オリヴィエが、低い声でそう告げた。

そうだ、俺は約束したんだ。

「必ず守ってみせる」と。

まさに今こそその瞬間ではないか。

「そうだな、ありがとう。オリヴィエ」

「うむ。さあ、分かったら奴の動きをよく見ろ。
 
 何処かに必ず隙があるはずだ。その瞬間を狙って攻撃しろ」

「いや、攻撃したら校舎が」

「馬鹿、何も直接攻撃しろと言ってるのではない。

 ···メデューサの弱点、と言えば何が思い浮かぶ?」

「····光?」

「ご名答。メデューサは光に弱い。

 奴の隙を見て、その瞬間に強烈な光を放つんだ」

「···分かった。やってみるよ」

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